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「へぇ、“かれー”ってあなたの御家族が考え出したものだったのね」
「はい。“かれー”って名前自体もウチが勝手に付けた名前で、庶民料理として根付いておらず、私の家の“おりじなる”なのですが」
「ふふっ、我が家の味って感じなんだね！」
九門、助けて欲しい。こんな美しい姫が私の隣を歩くなんて思いもしないだろう。
彼はというと、先ほど刀を向けられた相手(のはず)の護衛の内の1人「あざみ」という男と仲睦まじく話している。
私はキミの人懐っこさが羨ましい。
「姫様……、あのう……。案内って言ってもこの通りくらいしかご案内できず……」
「この通りは何度も来たよ！でもAちゃんの紹介ありきだから是非この度も！」
「え……」
SOSの意味も含めて、九門のいる方を向けば“あざみ”さんとお話ししている途中で、1度もこちらを見ようとしない。
その代わりに、“あざみ”さんが口パクで
『が、ん、ば、れ』と言った。丸投げか。
護衛はちゃんと前方にも後方にもあらゆる所についていて、安全にしてみればそうなのだが私の足は覚束無いままだ。
そもそも身につけているものに歴然とした差がある。
「ここはかんざし屋ですね。店主の気前が良く、姫様ほど可愛らしくいらっしゃると、実は値引き交渉が可能です」
「私可愛くないけど……。本当?!」
彼女はにこにこ微笑みながら、自分の可愛さに気がついていないようで明るく店主に話しかけた。
「おう、いらっしゃい。
A、珍しい方とご一緒だな」
「彼女に似合う簪を出来るだけ安く私に売ってほしいなぁ」
「ははっ、お前は悪どいなぁ」
「それほどでも？」
私は店主と応答しながら、店の中をゆっくり見回る彼女のあとをついて行く。
「……お前、
よく姫のワガママに食らいついていけるな」
「あざみさん」
「呼び捨てでいい。
……お前が呼ぶアイツみたいに」
アイツとして指さしたのは九門だった。
九門は次に姫に話しかけているようだった。
「いえ、そういうわけにも行かないです」
「じゃあ、“さん”付けじゃない呼び方でいい」
姫が姫なら、護衛も護衛だなと思ってしまった。
強引にも程があるではなかろうか。
彼の表情を見てしまったが最後、そうしないにもいかなくなってしまった。
「……あざみくん？」
「あぁ」
「Aちゃーん！これどう？」
「あぁはい、今行きます！」
彼の元を離れ、呼ばれた姫の元へ急いだ。
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はゆー(プロフ) - 有害君さん» リクエストありがとうございます(;;)!!夢主ちゃん攻めとても尊いです妄想が滾りました,,,ふふ(*´`)遅くなるとは思いますが必ず書かせて頂きますのでお待ちいただけると幸いです...！これからも『恋のサンプル』をよろしくお願いいたします(_ _*)!! (2019年9月4日 20時) (
レス) id: d068591bfd (このIDを非表示/違反報告)
有害君 - ←(その時の様子もお願いします！) お話全て夢主→攻め、キャラ→受けでお願いします！！(あれ、今更だけど全部似たような内容だ･･･まあいっか！)← (2019年9月1日 1時) (レス) id: ee0db65bd8 (このIDを非表示/違反報告)
有害君 - あざみ･･･皆で王様ゲームをしているとき【○番(夢主)は□番(あざみ)に壁ドンから何でもいいからイチャついて！】というお題で夢主があざみに何度もDキスなどをしてあざみがぶっ倒れてしばらくの間気まずくなる(？)話 ※続きます (2019年9月1日 1時) (レス) id: ee0db65bd8 (このIDを非表示/違反報告)
有害君 - 万里･･･ゲームで負けた方は勝った人の言うことを聞くというので、夢主が勝って万里を好き放題に色々(キスなど)して万里が照れまくる話 一成･･･夢主が一成に股ドンをしてそこから色々して一成が照れまくる話 ※続きます！ (2019年9月1日 1時) (レス) id: ee0db65bd8 (このIDを非表示/違反報告)
有害君 - リクエストで一気に3つ出しちゃいますけどいいですか！万里、一成、あざみのお話を少し長めでお願いします！！書く方はどちらでもかまいません！(内容は次のコメントで！) (2019年9月1日 0時) (レス) id: ee0db65bd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はゆろい
x他1人 | 作成日時：2019年5月1日 18時
