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16.〜過去編〜 狂った女 ページ18







その日から、笑わなくなった。


いや、感情が出せなくなった。





「人殺し」と名付けられた私は、周りから嫌われていった。




クラスの中で、孤立していた。









あの日、近くで見ていた人が、私が姉の背中を押したように見え、そのせいでこのザマになった。







ああ、嫌だ。




周りから「人殺し」と呼ばれる毎日。



何度も、何回も、「違う、押してない」と言い続けた。





が、このザマだ。




ああ嫌だ。全部消してしまいたい。









ある日のこと。



朝、教室に入ったら、上から水をかけられた。





前を向くと、クラスの数人が笑っていた。



腹を抱え、大げさに。





そして私も。




未来「あはっ………あははははははは!!!!!」





この時から、わたしは狂い始めた。









ある日のこと


私は校長室に呼ばれた




休み時間、校長室に行くと、クラスの大半の人と、その保護者


そして、私の両親がいた



担任の先生や、校長先生まで




え?なにこれ




校長「きましたね。さあ、座ってください」



校長先生がそう言った



まるで、これから私が責められるような体型に並んで座る





校長「えー、今回集まってもらったのは……」



校長「未来さんが、この子たちにひどいことをしていたということについてなんですか…」




は?


私は真顔で、校長先生に目を向ける




隣で泣いたふりをした子たちが、ニヤリと笑ったような気がした。




そして、校長先生の隣にいた担任は、



先生「茅野さん……あなたはなにをしたんです?この子たちに……」





は?だから、なにを言っているの?



私は何にもやってない。


逆に、やられた側だ。




なのになんで……




女1「先生…!私たち、未来ちゃんに、水をかけられたり、殴ったりしてきたんです…!うえ〜ん!」




私はそこで、謝りはしなかった




え?当たり前じゃん。


私何にもしてないし、ましてはやられた側だよ?




なんでそこで謝らければならないの?




意味わかんない






保護者1「今頃の子供は……親もどうにかしているわ!どんな子育てをしてきたのか……」



「すみません」と、両親が言う


保護者2「謝りもしないなんて……ここで土下座でもして謝っていただきたいわ!」



私はそこで立ち上がった。


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作品ジャンル:その他, オリジナル作品
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ヒト - 音城 心音《おとしろ ここね》さん» ありがとうございますヽ(*^ω^*)ノ (2017年12月18日 14時) (レス) id: d81795168a (このIDを非表示/違反報告)
音城 心音《おとしろ ここね》(プロフ) - とてもおもしろいです (2017年11月23日 17時) (レス) id: a351137334 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヒト | 作者ホームページ:ないよ  
作成日時:2017年10月1日 17時

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