3話 スモーク ページ4
月明かりと街灯の光に交互に照らされた彼女の顔は少し不機嫌そうで不服そうで…その姿を目の端で確認したシャルナークは少ししまったなと後悔する。
「あはは、ごめんごめん。別にそうゆうつもりで言ったんじゃないよ。せっかくAは俺たち見たくスキルも高いのに、わざわざ大変な方を選ばなくたって………
あ、なに？もしかして正義感とか！？悪役なのに？」
一瞬は後悔することを覚え、フォローの言葉を口にしたシャルナーク。
しかし、気づけばまた余計なこと口にし、ニコニコ笑っていた。
意地悪で楽しそうに。目を細めて。
Aは、声が聞こえていたはずだが、正義感という問いかけについて直ぐには答えを出さず、ただだだ無言で不服な表情を続けた。
だんだんシュッと整えられた眉がハの時に曲がらなくなると「……窓開けていいかしら？」と聞いた。
シャルナークはえ、答えは？と思ったがいいよと答え、頼まれてはいないが自身の窓のしたにある開閉のボタンをカチッと人差し指で押して開けてやった。
スピードに乗っている車のせいで風が強く車内に吹き込んで二人の髪や服を舞上げた。
風になびく髪を邪魔に思ったAは慣れた手つきで髪を耳にかけて、バックから煙草とライターを取り出す。
これもなれたように煙草を口に軽く加え、炎が消えないように手で壁を作りながらライターで火をつけた。
スゥー…と吸ってフゥー…と吐くと白い煙がAを包んだ。煙草の独特の香りとともに。
「煙草、あんまり吸ってるとマチに怒られるよ？」
いがいにもマチは煙草を嫌っている。
煙を手であおぎながら運転するシャルナークに向かってちょっぴり冷たく「知ってる」と返す。
「マチに怒られるから窓を開けて吸ってるじゃない」
と二口目を吸いながらボーッとしているAに向かって「匂いつくんだから、そんなんじゃ直ぐばれるよ」と言うと、また冷たく「知ってる」と返された。
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ミカヅチ イヴ(プロフ) - あさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです＾＾ (2019年7月26日 23時) (
レス) id: e1903f9ba5 (このIDを非表示/違反報告)
あ - とても好きです (2019年7月25日 20時) (レス) id: 0b49310475 (このIDを非表示/違反報告)
ミカヅチ イヴ(プロフ) - フェイタン天使さん» こんにちは＾＾コメントありがとうございます＾＾とっても丁寧なコメント嬉しいです。そろそろ頑張って再開するのでよろしくお願いします＾＾ (2017年10月18日 20時) (レス) id: e1903f9ba5 (このIDを非表示/違反報告)
フェイタン天使(プロフ) - 始め方(プロローグ)がとても好みでどういう展開が来るのかワクワクしました。妹の病気の話も気になるし、主人公の最期はどんな感じなのかもすごくワクワクします。更新待ってます (2017年10月18日 20時) (レス) id: 0471dee109 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミカヅチイヴ x他1人 | 作者ホームページ：
作成日時：2016年12月31日 17時
