【H×H】【ヒソカ】理性…保ってください(２) (ページ8)

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第５５話ページ8

〈次の日 Aホーム〉

マリアン『え～、まだ治る気配０ですか？』

クリア『今日木曜じゃん～、念能力の授業A先生に見てもらいたかったのに…』

貴女「もう、我が儘言わないで？
来週には絶対治ってるから…」

ユイト『絶対？』

貴女「うん、絶対」

昨日に続きまた昼休みの時間に電話してきてくれた４人

多分向こうはスピーカーにしているんだろう、４人以外の声も聞こえてくる

賑やかで…笑っている生徒達の声

ユイト君達はまだお弁当を食べている途中なのか、時々何かを口に含めながら喋っているようにも聞こえる

あの子達はいつも選択教室で机を４つ合わせて使ってるから、

この電話している機器は４つの机の中央に置いてるんだろうな

なんて、無駄な事を考える

無駄な事といえば、昨日の事もそうだ

ヒソカ先生ったら病人にキスするなんて何事？？

私はうつってほしくないのに…まぁ、結果的にうつってなさそうだから良いんだけど

クリアの元気な「ごちそうさまでした！！」の声で、はっとボーッとしていた頭を現実に戻した

ライズ『なー先生さ、ちょっと元気になった？』

貴女「え？熱は全く下がってないけど…体のダルさもまだあんまり取れてなくて」

ライズ『ふーん…』

マリアン『何よライズ、急にそんな事言って』

ライズ『いやだって…A先生昨日より声のトーン高くね？』

貴女「え？」

クリア『あ～、確かに～…！！』

ユイト『言われてみれば！！！
ライズお前よく気づいたな！』

ライズ『これぐらい分かるよ』

…無意識すぎた←

でも何で？原因は？

すぐに考えた結果、生徒達と話せたからだと分かった

昨日は体調ダウンした１日目であって…それはまぁテンションが高いはずがない

今日は２日目だからまだしも…という理由に加え、

また生徒が電話してくれて、学校にいる気分になれるという心地良さがあるから

だから、きっと声が高いのだろう

クリア『分かった！！！
先生、昨日男がお見舞いに来たんでしょ～？？』

貴女「へ？？」

私の考えが一瞬にして崩れていった

気分が良いのは生徒達が原因ではない？

てことは…ヒソカ先生？！

な、ないないっ！！(汗)

全力で否定するのを押し切って盛り上がる４人の声が収まったのは、

これから何分後だったか…。