【H×H】【ヒソカ】理性…保ってください(２) (ページ5)

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第５２話ページ5

〈放課後 B組教室〉

ヒソカ「ボクは賛成しないなァ…♣」

ヒソカ先生の言葉に少し悩まされた

そんな事言われたってなぁ…なんて、心の奥底で思ってしまう

貴女「私は良いと思いますけどね」

ヒソカ「ボクだったら、もっとアタックしちゃうかも♥」

貴女「ヒソカ先生が独特すぎるんですっ(汗)」

私は１つ忘れていた

というより、１つとても油断していたのだ

ユイト君からの相談を受けていた時、確かに私は円をしていた

誰にもユイト君のプライベートを知られないように

本人だって、知られたくないだろうからね

でも、しくじってしまった

私はあの時、学校の中だけ(・・)にしか円をしていなかった

…ていうか、普通は学校の外まで円を広げないと思うけど

相談を受けていた教室は１階じゃないし、とても窓の外にヒソカ先生がいるなんて思ってなかったし

貴女「貴方はどこまでも私の事を知りたがるんですね」

ヒソカ「それほど好きって事かな♥」

貴女「…まぁ…それは嬉しいですけど…」

調子が狂ってしまう

甘い言葉ばかりを与えてくれるこの人は、その言葉の裏に何を隠してるのか…

第一、本当に好きなのかしら？

こんな派手な人が、こんな地味な私を。

私がユイト君にしたアドバイスは、

まずさりげない紳士的な行動を見せる事。

わざわざ話そうとしなくたって、行動でその人が優しいかどうかなんてすぐ分かる

まずは行動で魅せる事

ユイト君はそれを聞いて、「ありがとう」という感謝の言葉を私に述べた

それも、とても嬉しそうに

けれどもヒソカ先生は反対してる

「もっとアタックするべき」だとか

貴女「ヒソカ先生は、私にアタックしたから大丈夫なだけです」

ヒソカ「？♠
それってどういう意味だい？♦」

貴女「仮にヒソカ先生が、私以外の女性にアタックしていたとしましょう
絶対に、逃げられてますよ。」

ヒソカ「随分きっぱり言うなァ…(汗)♣」

貴女「本当の事ですもの…」

多分、普通に逃げていくと思うわ

…結構真面目な方で、逃げていくと思う。←