第３９話 ページ42
〈夜７時 Aルーム〉
貴女「えー！帰れないのー！？」
クロロ『仕方ないだろ、立場を考えろ』
貴女「確かにそーだけど…」
私は今クロロ先生と電話している
蜘蛛に入団した日に、
皆と連絡先を交換したのだ
貴女「１度でいいから先生と帰りたかったな…」
学校帰りに一緒に帰れないのかという話
一緒に帰るのは困難だとは分かってるけど…
クロロ『諦めろ』
貴女「えー…」
クロロ先生は時折冷たい
──いや、いつも冷たいかもしれない──
それでもって
他の生徒には優しい
クロロ先生が私…
…と、蜘蛛に本性を出しているのは知ってるけど
今日のフェイの一言が刺さる
「Aもりぱなリア充ね…団長と。違うか？」
あの時は恥ずかしくて
「違う」
としか言えなかった
でも、
何で恥ずかしがるの？
だって、
付き合ってないじゃん。
貴女「……ねぇ先生？」
クロロ『何だ』
貴女「先生、私の事どう思ってる？」
クロロ『…何でだ』
貴女「何となく」
クロロ『急だな』
貴女「それが女子ってもんでしょ。早く」
クロロ『そうだな…"仲間"じゃないか？』
貴女「仲間？」
クロロ『それ以外何がある』
そっか
クロロ先生は最初から本気じゃなかったんだ
そうだよね
大人が子供なんかに本気になるわけないよね
貴女「分かった、ありがとう
おやすみ先生」
先生の言葉を聞く前に電話を切る
恋なんてしちゃだめ
先生なんかに恋なんてしちゃだめ
クロロ先生なんかに恋なんてしちゃだめ
目から溢れ出すたくさんの涙が、
音もなく床へと落ちていった──…。
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パルヴァ(プロフ) - らてらてさん» コメントありがとうございます！はい、もちろんです！！これからも楽しんで読ませていただきますねっ♪ (2017年8月1日 0時) (
レス) id: ff16e5735b (このIDを非表示/違反報告)
らてらて(プロフ) - パルヴァさん» ありがとうございます！少なくとも月に一度は更新するので、良かったらこれからもご覧になってください！！ (2017年7月31日 20時) (レス) id: 0e56c87487 (このIDを非表示/違反報告)
パルヴァ(プロフ) - クロロ大好きなので一気に楽しんで読んでしまいました…。続きすごく気になります！これからも勝手ながら応援してますね(´>ω<｀) (2017年7月31日 8時) (レス) id: ff16e5735b (このIDを非表示/違反報告)
みーたん - (*^-^)／＼(*^-^*)／＼(^-^*) (2017年6月14日 19時) (レス) id: 46104a2fe8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユメ使い | 作成日時：2017年6月10日 14時
