青葉城西高校に裏切られたあの子はあの人の彼女でした【HQ】【黒○】 (ページ13)

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episode12「壊れてく」ページ13

坂「ぅぇ～ん、とぉる先輩っいっせぇ先輩っAちゃんが仕事してくれませぇん(＞＜)」

及「Aちゃん、本当どうしたの?佳奈ちゃんに仕事押しつけないで」

松「仕事しないなら来なくていいから」

最初は、口だけだったんだ

数日たった五月のある日

私が部活を辞めないのが気に食わなかったのか、佳奈ちゃんはすぐに行動に出た

坂「ねぇ、あんたさぁ、いつになったら部活やめんの？早く出てってくんない？ちょっと悪者になってもらうから♡」

すると、佳奈ちゃんは自分の手で自分の頬をたたいた
(ﾊﾞﾁﾝｯ

坂「ｷｬｱｱｱｱｧｧｧｧ!!」

私には何が起こっているのかわからなかった

体育館の中からバレー部員が駆けつけてきた

及「どうしたの、これ」

頬に手を当てて崩れ落ちている佳奈ちゃん

そして呆然と立ち尽くす私

悪いのはどっちかなんて一瞬でわかってしまう

でも、私じゃない

坂「Aちゃんがぁ、お前部活やめろってたたいてきたんですぅ」

及「本当にAちゃんなんなの?俺らの邪魔するなら部活来ないで」

松「佳奈に仕事押しつけといて部活やめろ?ふざけんじゃねぇよ」

『ち、違います！わた、私は…何も…していません！』

オタオタと私は抗議する

及「後さぁ、そのしゃべり方なんなの?可愛いとか思ってるわけ？ありえないんだけど」

坂「とぉる先輩っもうぃぃですぅ佳奈ぁ、我慢できますぅ！」

松「次こんなことしたら停部だから、てかやめろよ」

次々と皆が体育館に戻っていく

佳奈ちゃんが笑いながら戻っていく

私の周りには岩泉先輩、英君、矢巾先輩がいた

『す、すみません！私の不注意です！皆さんは…練習に…』

岩「無理すんなよ」

えっ？

国「俺はAが正しいって信じてるから、Aの味方だよ」

矢「最初とドリンクの味変わってないし、俺らの事頼ってくれ」

岩「及川はあんなこと言ってたけど、本当はうまくしゃべれないんだろう?」

『は、はい、私、大勢の人の前で話すのとかが…苦手で…敬語も…抜けなくて』

岩「そうか、じゃあ俺らのこと名前で呼んだら?」

『そんな！恐縮です！』

矢「俺達がいいって言ってんだからそうしろよ(ニカッ」

国「Aのことはちゃんと守るから」

『はい、ありがとうございます。一先輩、秀先輩、英君(ﾆｺｯ』

私を信じてくださる方が…こんなにいたなんて…！