及川徹×初めて 3 ページ15
*
及川「お風呂上がったよ〜...A、何か飲む?」
「あ...うん、ありがとう」
及川「って言っても麦茶くらいしか無いんだけどね、今」
そう言って背を向け、冷蔵庫を開ける。
――多少はアイツの好きにさせてやれ――
さっきの電話の、一くんの言葉がよぎる。
普通にしてれば、いいのかな。
及川「――はい」
「ッああ、ありがと」
目の前にコップを出される。
及川「...なんか考えごと?」
「あ...うん、ちょっとね」
及川「ふうん」
ドサッ、と私の隣に腰掛ける。
私が麦茶を飲み干してしばらくすると、徹が口を開いた。
及川「ねえ、Aは俺のことどう思う?」
「えっ?」
突然そんな質問をされたので、つい間抜けな声を出す。
「どうって.....まあ、好きですけど?」
及川「うん、俺も好き」
恥ずかしいの我慢して答えたのに、
案外あっさり返されたので拍子抜けした。
徹は恥ずかしくないのかね、少しくらい。
呆れていると、不意に腕を掴まれた。
え、と徹の顔を見ると、真剣な目。
及川「ごめん」
そう早口で言うと腕が引かれて、
私は徹の胸にすっぽりと収まった。
少し早い鼓動が聞こえる。
でも、今は私の方が更に早いと思う。
現に今、顔真っ赤だし。
「ちょ、徹...」
及川「...ねえ、A」
私の名前を言うと、徹と同じ目線にさせられる。
徹の足の上で、向かい合って座らされている状態。
なんというか...密着度が、高い。
彼は続ける。
及川「A、Aから――――して?」
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きゃぱしち(プロフ) - りぃふ@キャー、オイカワサーンさん» こちらこそよろしくお願いします!体、お大事に(*^_^*) (2015年4月10日 19時) (レス) id: dab4615d7f (このIDを非表示/違反報告)
りぃふ@キャー、オイカワサーン(プロフ) - きゃぱしちさん» 本当ですか…!!うわわわわ、ありがとうございます!忙しくはないんですが、私も返信とかできないと思うので大丈夫ですよ^^今日はたまたま体調不良だったので((照 もう治りましたけどねwwではでは!!これからもよろしくお願いします(°∀°) (2015年4月10日 16時) (レス) id: 1a948ab40c (このIDを非表示/違反報告)
きゃぱしち(プロフ) - りぃふ@キャー、オイカワサーンさん» ありがとうございます!私もまだマイページとか作りたてで仕組み?がよく分かってないのですが、友達になってくださるのなら大歓迎です!忙しくてあまりボードなどへの返信はできませんが...(´・ω・`) (2015年4月10日 15時) (レス) id: 821cba77ee (このIDを非表示/違反報告)
りぃふ@キャー、オイカワサーン(プロフ) - きゃぱしちさん» お久しぶりです!!えーとですね…マイページを作ったので、『お気に入り作者』に入れさせてもらいました(*´∀`)ノあの…もし良かったら、私と友達にはなってくれ…ませんよね!!知ってました、すみません!!(( (2015年4月10日 15時) (レス) id: 1a948ab40c (このIDを非表示/違反報告)
きゃぱしち(プロフ) - りぃふさん» ありがとうございます、頑張ります! (2015年3月30日 16時) (レス) id: 821cba77ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きゃぱしち | 作成日時:2015年3月11日 18時