第6話 〃 ページ6
「どこら辺で食べるー？」
「……ここ、暖かいってさ。」
孤爪が福永の代わりに言ってくれた。
…無口なのも彼らしくていいけど、こういう時は不便だなぁと思った。
福永が選んだところはひなたでとても暖かくていいとこだった。
流石、猫……と思いつつもそこに座った。
「いただきまーす」
持ってきたお弁当を開ける。
うん。我ながら綺麗に作れたと思う。
孤爪たちは、購買でパンとかを買ってきていたのを取り出した。
「今日はあったの？焼きそばパン」
「ちょっと、聞いてくれよ！！今日は焼きそばパンが最後の一個しかなくってさ、それでまさか女子が取るから……っ」
おぉう……涙目だわ……。
なんとなく想像できたけどね、山本だからね、山本だから。
「まぁ、いつもの通り…二人は買えたのね。」
孤爪はアップルデニッシュ、福永はさかなパン(魚を挟んだだけの摩訶不思議なサンドウィッチ)。
福永は、摩訶不思議なパンを買うせいかあまり山本みたいな事が起こらない。
孤爪も孤爪だけど、売り切れる前にそそくさと買っていく。しなやかにね。
「あはは。それで今日はあんパン？」
「そーだよ！！くっそ…！！」
涙目になって袋を開ける山本。
180cm超えの男がやってるんだからかなりシュール。
流石に笑いより哀れに見えてきて
「…ったく…しっかりしないさいよ、ヘタ虎。今日はあげるわ、おかず」
そう私が言うと一瞬キョトンとした顔をした後、目を輝かせて
「おぉ！！アザっす！！！」
と手を掴まれて凄い喜ばれた。
「どのおかずがいい？」
「えっと…これいい……？」
そう言って指したのは、メインのおかずの唐揚げだ。
「ん、はいよ」
と言って山本の口の前に差し出すと
「いただきます…」
と言って食べた。
もぐもぐと食べる山本。
「う、うまい…！！」
と喜んで食べてくれた。
嬉しいなぁ……
「お、俺もいいかな……」
孤爪はおずおずとそう聞き、福永はお弁当をじっと見つめてる。
「はいはい。二人とももあげるから待ってよ。」
孤爪と福永の目が輝く。
山本と同じように食べて美味しいって言ってくれた。
…少し多めにつくってよかったなぁ…。
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春(プロフ) - もう書かないのならせめて「もう書きません」と報告するのが常識ではないのでしょうか？もう何年も待ちましたが中々更新されないようでしたので一応言わせてもらいました。返事は要りませんので何かしらの変化・反応をまっています。凄く残念です。 (2018年12月24日 13時) (
レス) id: 7038e95e66 (このIDを非表示/違反報告)
春(プロフ) - 此処にコメント失礼します。櫻井秋奈さんから跡継ぎした「漆黒の美少女」はもう更新しないのでしょうか？とても好きな作品だったので非常に残念に思います。去年の1月程から小説活動をされていないようですが、 (2018年12月24日 13時) (レス) id: 7038e95e66 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきひな(プロフ) - 水彩色鉛筆さん» 返信遅くなりました！音駒関連からよく見つけましたね（笑）また面白いと言われるように頑張りますね！ (2016年5月4日 13時) (レス) id: 085db92fa3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきひな(プロフ) - 天咲ちひろさん» 返信遅くなりました！イナイレとハイキュー好きなんですか！！また面白いと言ってもらえるように頑張りますね！ (2016年5月4日 8時) (レス) id: 085db92fa3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきひな(プロフ) - 夕月さん» 大変申し訳ありませんが、漆黒の美少女の方のパスワードは公開できません。 誠に申し訳ありません。 (2016年3月29日 0時) (レス) id: 57aaeb2f76 (このIDを非表示/違反報告)
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