前世は魔法使いだったんですが【HP×DC】

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話し合いは至って簡単だった。



まずは僕がどうして1人で生活できているのか。



Geniusは僕の魔法については彼に言っていないらしい。
まぁ、約束したからね。



とりあえず、MI6からの証人保護プログラムを受けていることにした。


実際に多少受けているし。






それによって普通の生活ができている、という設定。



それから、彼、赤井秀一は父に会ったことがあるらしい。


まぁ、彼も潜入していたようだし、当たり前と言えば当たり前か。




話し合いは終始そんな感じで、ほとんどが情報共有で終わった。





そうそう、どうして1人だけ助かったのかと聞かれた。

僕はただ、隠れていて見つからなかったと答えただけだが。

いや、嘘ではないから。





それから、どうしてMI6まで1人で行けたのかとか。
しょうもない質問ばかり。



適当に誤魔化して流したけれど。




彼らについてもいろいろと聞いた。

赤井秀一は死んだことになっていて、今は大学院生の沖矢昴として生活しているらしい。


変装もとても上手いんだとか。


あれ、これもしかして僕の変身術も変装ってことで誤魔化せるんじゃないか？
この世界、人は縮むし変装やら潜入やらはするしでなんでもありだな。



それはそれとして、実際に姿を見せてくれようとしたけれど、声だけはどうしても変えれなかったらしい。

機械が壊れたとかで。

最近よく身近のメカが壊れるとGeniusも言っていた。






ん？それって僕のせいじゃん。
ごめんって。
怒らないで。




いや、僕のせいだとは絶対言わないけれど。

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