【銀魂】俺の婚約者が可愛すぎる。【沖田総悟】

可愛い 20 個目 ページ21

Aside

A『わがまま…？お前はいつもわがままばかりだろう』

総悟「それァ土方さんが「わがまま言ったっていいんだぞ」って言ったからでさァ」


トシ、そんな事言ってたのか…部下思いな奴だ…


土方「そのわがままに迷惑ばっかしてるんだがな」


私が感心していると、トシが襖から顔を出して言った。


土方「言った覚えねェし、…まァたまにはいいがな」

総悟「ありがとうございます早くどっか行きなせェ」

土方「俺はのけ者か」


はぁ…とため息をつき、トシは襖を閉じた。


総悟「…Aさん、俺の部屋行きやしょ」

A『あぁ』


私は総悟とともに部屋に向かった。









.









A『んで、なんだわがままって』


部屋の床に座って、お茶を汲みながら総悟に問う。


総悟「あぁ…」


コホンと1つ咳をこむと、総悟は言った。


総悟「…1週間だけ、俺の彼女になってください。」

A『は？』


馬鹿なのかこいつは。


私はまだ神威(あいつ)の事もあって情緒不安定なんだぞ。


まして彼女になるなんて精神的に辛い。


A『沖田…お前私の心の状態がわかって』

総悟「だからこそでィ」

A『！』


だからこそ、？


総悟「俺ならアンタを幸せにできる。








俺ァ昔っから、てめーが、








…Aが、好きなんでさァ、」



…は、


A『はあっ、！？』


ぶわり、と自分の頬が熱くなるのがわかった。


総悟「無理に付き合えとは言わねェ。だから1週間なんだ。」

A『おおおおまっ、冗談よせ…！』

総悟「冗談じゃねぇ。…返事、聞かせてくれるかィ？」


沖田は私に近づいてくる。赤い沖田の瞳が、ゆらりと動いた気がした。


男にこんなに近づかれたのは初めてで、心臓が高鳴る。


A『〜〜っわかった！わかった、付き合ってやる、1週間…！』

総悟「！！、ほんとかィッ！」

A『だっから離れてくれ…！』

総悟「あ、すいやせん。」


沖田が私から離れるのを確認し、私は呼吸を落ち着かせた。


総悟「大好きでさ、A」

A『…！』


こうして沖田と付き合う事になった私。


果たして、無事に1週間を終える事ができるだろうか…。

可愛い 21 個目→←可愛い 19 個目

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す