【銀魂】俺の婚約者が可愛すぎる。【沖田総悟】

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総悟side

A『今日はすまなかった。そして、ありがとう…』


こっちに綺麗な瞳を向けて、可愛くて、でもどこか切なくて。


A『銀時、…総悟。』


そんな顔で、あなたはにこりと笑って見せた。


銀時「…ゎ、名前…覚えててくれたんだ、」

A『なんだよその顔…』

銀時「や、なんか意外っつか、嬉しい」


はわわ…声を出して喜ぶ旦那。


そんな旦那とは裏腹に、俺は不満な表情を浮かべていた。


A『沖田？』


呼び方戻ってっし。でも可愛いとか、ほんとなんなんだよ。


総悟「…俺、先に部屋戻りまさァ」

A『………。』

近藤「安静にな？」

総悟「へい。」


ピシャッという音とともに襖を閉め、俺は近藤さんの部屋を出た。


不機嫌な顔で、廊下を歩く。


なにが気に食わなかったか。


…Aさんの口から、しかも先に、他の男の名前が出た事。


小っせぇ事かもしんねーけど、結構…


…妬けた。


なんか、自分がちっぽけに思えてきたわ。


「おき…総悟！」

総悟「…！」


愛しい声の正体。だいたい察しがつくであろう、その人は。


総悟「…A、さん？どうしやした？」


「沖田」から「総悟」に言い換えたとことか、くそ可愛い…


A『なんかあったか。さっきので気に食わないとこ、あったか？』

総悟「…いえ。満足でさァ…」


嘘だ。


ほんとは、毎日名前で呼んでてほしい。


ほんとは、隣で仕事して、お茶とか飲んでてほしい。


ほんとは、四六時中俺の事を考えててほしい。


あぁ…果たしてこれは、わがままだろうか。


独占欲が強いとは、この事だろうか？


A『…そうか、なら良かった。』

総悟「…Aさん」


先ほどとは違う、ふにゃりとした可愛らしい笑み。


くそ、また惚れていくじゃねーか。


A『なんだ？』

総悟「1つだけ、1個だけでいい。









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…俺のわがまま、聞いてくれるかィ？」

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