検索窓
今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:68,090 hit

▲ご ページ6

.


A『あー、面白かった。』


川の近くにある芝生に座り、コーヒーを一口飲む。


高杉「…………。」(ギュウッ)

A『あっつい晋助。』


さっきから晋助は、後ろから抱きついてきて離さない。


高杉「どーいう関係か言え」

A『…はぁ』


私はため息をつくと、晋助にデコピンを食らわした。


高杉「!」

A『そんなに心配しないくていーっつの、ただの幼馴染』

高杉「…そうかよ」


晋助は私の肩に顔を(うず)めた。


A『なーに晋助、ヤキモチ?』

高杉「………ちがう」

A『へぇ』

また子「Aさーん、ちょっとコンビニ行ってきます」

A『はいよ』


私は携帯を取り出し、晋助が映るように自撮りした。


(カシャ)


高杉「!?」


突然、晋助が顔を上げる。


A『ほら見て、うまく撮れてるでしょ』

高杉「……消せ」


周りから見たら恐ろしい殺気を出してる晋助だが、私は動じない。


A『えぇ、いいじゃん。』

高杉「……………A」

A『うん?』

高杉「…すき」


そう言って、晋助は再び私の肩に顔を(うず)めた。


万斉「晋助、今日はめずらしくデレデレでござる」

A『違う違う、眠いだけだって』


ケラケラと笑い飛ばすと、携帯に目を向けた。


A『そういや来週、夏祭りあるじゃん。』


年に一度の、大好きな祭り。


A『私達も行こーよ』

高杉「人ごみは嫌いだ…」

A『なにそれー。じゃあいいや、銀八と行ってくる』


冗談で言ってみる。と、


高杉「嫌だ」


と言って、服の裾を鷲掴みにしてきた。


A『ちょいちょい、服伸びるから。…じゃ、みんなで行くか』

武市「小学生の浴衣姿、楽しみですねぇ」

また子「黙るっスロリコン」


コンビニから戻ってきたまた子は、ギロリと武市を睨んだ。


武市「ロリコンじゃありません、フェミニストです」

A『なぁまた子、私達と夏祭り行くか?』

また子「あ、はいっ!是非行かせてもらうっス!!」


…来週が待ち遠しいな。

▼ろく→←▼よん



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (131 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
263人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Ramu24(プロフ) - 竈之屋次郎さん» 私の不慮のせいです、申し訳ありません (2020年2月4日 21時) (レス) id: aabc017841 (このIDを非表示/違反報告)
Ramu24(プロフ) - 竈之屋次郎さん» 私もフラグを外すために尽くしているのですが、自分なりに対処して申請しても外れないんです (2020年2月4日 21時) (レス) id: aabc017841 (このIDを非表示/違反報告)
竈之屋次郎(プロフ) - R18フラグが外れていません…アプリの方で読めなくなってます。 (2020年2月2日 15時) (レス) id: b139c63105 (このIDを非表示/違反報告)
レッドクランチ - 面白いです!!更新頑張って下さい! (2019年11月10日 2時) (レス) id: 62b41d8f92 (このIDを非表示/違反報告)
蒼月華 - た、高杉が…デレた、だとッ?!  ヤバいもう尊すぎて鼻血が止まらん…最後に一言!マジで神。作者様ありがとうございますッッ!! (2019年10月15日 21時) (レス) id: 7a59223088 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Ramu24 | 作成日時:2019年3月30日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。