【A3!】私の舞台に名前はない！ (ページ5)

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第4話ページ5

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紬『着いたよ。』

『...ここって、』

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『あの、着いてきてくれって...』

紬『別に無理にではないんだけど連れて行きたい場所があるんだ。合わせたい人も。』

『...分かりました。バイト終わりにでも』

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紬『ここはMANKAIシアター。僕達が光を浴びる場所。』

『何で私をここに...』

紬『えっとね、合わせたい人がここに...あ、監督！』

立花『！紬さん、どうかしたんですか？』

紬『監督、照明係が欲しいって言ってませんでしたっけ？』

立花『うん。段々大きな会場でもやらせて貰えるようになったし、何より自分達でやれる方がいいしね
。』

紬『それで、彼女をその照明係にして欲しいんです。』

『！？紬さん、何言って...』

紬『僕が思うにね、君はまだやりたいんじゃないのかな、演劇を。』

『それは...』

紬『でもその気持ちを見つける事は容易くないと思うんだ。
だから演者としてじゃなくて一歩引いた目で演劇を見てみないかい？』

『......分かりました。でもそんな急に...』

立花『私達は大丈夫、むしろ大歓迎！そしたら名前を教えて...』

咲也・真澄『カントクー...！！ A！！』

『え、真澄？咲也先輩？なんでここに...』

咲也『あれ？言ってなかったっけ？俺たち劇団に入ってるんだ』

立花『Aちゃん...だね。そしたら団員寮に住んでもらえないかな？』

『団員寮？...』

立花『そう。この劇団全員がそこに住んでるの。そこには練習場所もあるからとっても便利なの。男ばっかりだけど私もいるから安心して！』

紬『別に無理にとは言わないよ。親御さんと話して検討しt...』

『大丈夫です。私そこに住みます。』

紬『！？でも、親御さんに相談して...』

『いいんです。あの人達は私の事なんて気にしてないので。取り敢えず色々準備があるので一週間後でいいですか？』

立花『う、うん。大丈夫だよ。詳しくは真澄くんを通して伝えるから、よろしくね』

咲也・真澄・紬『............』