第236話 取り消し…。 ページ9
貴「…。」
蒼井「Aちゃん、ちょっといい?」
貴「うん…。」
みゆき「じゃあ、先に行っとくね。賢章君、行くよ。」
賢章「あ、はい。」
ふたりは、早々とこの場を去った。
貴「…何かな?翔太兄?」
蒼井「…賢章君から全部聞いた…前はなんて呼んでたの?僕のこと…」
貴「…。」
蒼井「…僕達が付き合って、婚約もした…。賢章君からそう聞いた。」
貴「…そう…。私は、もう、付き合ってたことも、婚約したことも忘れる。…翔太も、意味わからないでしょ?」
蒼井「…うん。」
貴「だから…。」
蒼井「…ごめんね。…前の僕は、君のこと守るって言えてたけど、今の僕には、君を守る事は出来ないんだ。だから、今は…!…今は…その婚約を、取り消して欲しい…。付き合ってたってことも…全部…。」
貴「…うん。そうだね。じゃあ…これ、翔太に返すね。」
私は翔太の手に指輪を置いた。
蒼井「…ごめんね…。」
貴「いいよ。どうせ私からいおうと思ってたんだもん…。」
蒼井「そっ…か…。」
翔太は申し訳なさそうに下を向いた。
貴「さっ!下に行こう?」
蒼井「…うん。」
私は、出来るだけ明るくした。本当は悲しいけど…今ここにいる翔太は、翔太じゃないから…仕方の無い事だから…。
私達はリビングに行った。そこには、事務所の人たちと、みゆき姉、賢章さんしかいなかった。
貴「ほかの人たちは…?」
新田「まだ寝てる見たいだよ?」
貴「そうなんですか。」
μ「コーヒー飲む?」
貴「あ、はい!」
μさんがコーヒーを入れてくれた。
貴「…?」
佐藤さんを見ると、何か、資料を見て唸っていた。
貴「どうしたんですか?佐藤さんがそんなに唸るなんて…。」
佐藤「いや〜、この前新人オーディションあったじゃん?その時の特別賞をとった子をね、いつデビューさせようかと…。本当はもうさせたいけど…翔太がこうなっちゃったからね…。」
貴「あぁ…。」
2人で考えていると、翔太が横に来た。
蒼井「なら、させればいいじゃないですか。」
佐藤「え!?」
蒼井「僕のことはお構いなく。ほかの人にいろいろ教えてもらうので。」
佐藤「…そうか…。なら、よんじゃおっかな?ここにも。」
貴「あ、シェアハウスにも住まないといけなくなるんですよね…。部屋は…?空いてましたっけ?」
Feylan「それならお構いなく。私とμちゃんで一部屋使うことにしたから。あんだけ広かったら2人でなんて余裕でしょ?」
貴「あ〜…そうですね!」
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ら3ら2か(プロフ) - ああああああ!!!!やばいやばいやばいですよ!?もうだめだ、想像したらニヤニヤが収まらぬ。私には足りない何かがッッくッ!!!pink最高です師匠ッ!!! (2016年6月2日 20時) (レス) id: a012e87bb6 (このIDを非表示/違反報告)
shiina(プロフ) - お久し振りです! 更新楽しみに毎日を過ごしてます。 この所のしょーたん 病んできてませんか? 病みしょーたんも 魅力的です!現実のしょーたんもこんな感じになったりするのかな?とか考えて見たりしながら読むと余計にドキドキして面白さ倍増!次回の更新楽しみです (2016年6月1日 8時) (レス) id: 43b024c937 (このIDを非表示/違反報告)
緋澄(プロフ) - しーちゃん、しょーたんがしょーた様になってるよ!?病んでない!!?笑 (2016年5月31日 7時) (レス) id: 5e44e06783 (このIDを非表示/違反報告)
まなんぬ(プロフ) - 続き気になります!更新楽しみに待ってます! (2016年5月25日 18時) (レス) id: b13ec22bbe (このIDを非表示/違反報告)
ら3ら2か(プロフ) - 師匠!!お風呂ひゃっはー!!!!!次は甘ぁーい展開期待しております( ˙-˙ )更新がんばってくださいね!!!!私は一気に5個更新疲れました( ˙-˙ )私も頑張ります。 (2016年5月23日 22時) (レス) id: a012e87bb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:最先端の消しゴム | 作者ホームページ:
作成日時:2016年4月5日 21時