第207話 何で…ここに…。 ページ27
｢よう。A。｣
誰かに名前を呼ばれた。後ろを振り返ると…
貴｢ｯ…！？ど、どうしてあんたが…。｣
いたのは私の元カレ…だった斉藤翔太だった。
斉藤｢ん？…んなの、逃げてきたに決まってるじゃないか。｣
そう言ってニヤッと笑った。
貴｢え…。それって…。｣
斉藤｢…なんで俺はこんな目にあってんのに…！テメーみたいなクズがｯ…！こんなのそのそと生きていやがんだ！！ﾀﾋね！！｣
貴｢ひｯ…！｣
翔太…助けて…。早く…来て…！
貴｢ｯ…！｣
腕を思いっきりつかまれた。
斉藤｢来い！テメーを殺してやる！！｣
貴｢嫌ーｯ！！｣
斉藤｢うるっせぇ！！｣
貴｢ぐぅｯ…！｣
腹部を殴られた。
斉藤｢テメーは、あの倉庫の中で遊ばれてるのがお似合いなんだよ！！｣
嫌だｯ…！嫌だｯ…！助けて…！翔太！
蒼井｢なにしてるの？君。｣
私の腕をつかんでる手を翔太は強く握りしめ振り払った。
斉藤｢ｯ…！テメーには関係ねぇー！｣
蒼井｢あるよ。俺は、Aの婚約者だ。｣
斉藤｢…はぁ？こんなブタに…婚約者…？ははっ！冗談もほどほどにしろよ！｣
蒼井｢本当だよ？｣
斉藤｢なら、今ここでキスしろって言ったらできんのか？｣
蒼井｢もちろん！｣
翔太はそう言うと私にキスをした。
蒼井｢…これでいい？｣
斉藤｢なｯ…！｣
蒼井｢ちなみに…俺達もうキス以上のこともしてるよ？…だから…Aの体の中まで…もう知り尽くしてるよ？｣
斉藤｢んだよ…！俺は…こいつを殺しに来たんだ！！わざわざあんな狭いとこから出てきてやったんだぞ！！｣
蒼井｢そんなの知ったこっちゃないね。…A、行こう？｣
貴｢うん。｣
そして、私達は早足でその場を離れた。
蒼井｢…さっきの…誰…？…もしかして…あの人が…Aの言ってた元カレなの？｣
貴｢ｯ…！｣
蒼井｢あ…。大丈夫だよ？Aの事は、ちゃんと守るから！｣
貴｢うん…ありがとう…。｣
蒼井｢うん…。そろそろ僕達の乗る電車の時間だ…。駅に…行こう？｣
貴｢うん。｣
そして…私達は交差点に着いた。駅までもう少しだ。そして信号が青になるのを待っている時…。
蒼井｢…ｯ…！？｣
貴｢…え！？｣
翔太が誰かに押されて大道路に出た。
貴｢翔太！？｣
私が翔太の名前を呼ぶと同時に
ﾄﾞﾝｯ…！！
という音がなり、私の目の前から翔太が消えた。
キキーーｯ！！
トラックがいきなり止まると、中からおじさんが出てきた。
状況が…分からなかった…。
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一松大好き - しょうたんが記憶を無くして「誰？」と言うところが泣きそうになりました。 (2016年8月17日 6時) (
レス) id: 947c26b20a (このIDを非表示/違反報告)
あやめ(プロフ) - すごく、泣けます(。´Д⊂) 楽しみに待ってます！ (2016年4月5日 18時) (レス) id: e291531201 (このIDを非表示/違反報告)
蒼い鳥 - 続きがものすごくきになります！しょうたんが早く記憶お取り戻して欲しいです (2016年4月4日 18時) (レス) id: e725e1b045 (このIDを非表示/違反報告)
蒼井藍(プロフ) - もうすでに泣いてるのですが(´ ; ;`) 涙腺が･･･しょーたんはやく記憶取り戻して！！ 更新がんばってください！ (2016年4月3日 23時) (レス) id: 3b9b9f7ca2 (このIDを非表示/違反報告)
蒼い鳥 - なんか、しょうたんが元気でよかった！早く次がみたいです（≧∇≦） (2016年4月2日 22時) (レス) id: e725e1b045 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：最先端の消しゴム | 作者ホームページ：
作成日時：2016年3月9日 17時
