男性恐怖症の私が株式会社Ｓに入り、やっと幸せに出会いました。

第163話 え？話が長いって？ ページ32

貴｢…。｣

みゆき｢あんたがねぇ…。｣

貴｢なによ…。｣

みゆき｢ううん。何でもない。ゆっくり休みなよ？｣

貴｢うん。｣

私は布団に入った。

やっぱり、なんとなく…寂しいな…。
___________________

蒼井｢株式会社Ｓ、蒼井翔太です！よろしくお願いします！｣

スタッフ｢よろしく！｣

僕は今、今度やる武道館公演のインタビューと雑誌の撮影に来てる。…本当は早く終わらせたいんだけど、今日のインタビュアーの人はいろんな意味ですごくって…まぁ、言うと口がうるさいってやつ？かな…。だから、早く帰れるかわからない…。

スタッフ１｢蒼井さん！メイク、しますね！｣

蒼井｢あ、はい！｣

僕はメイク室に案内され、椅子に座らせられた。

スタッフ１｢今日はどんな感じにしましょうか。｣

蒼井｢あー、そうですね…｣

僕はメイクさんに要件を出し、その通りにメイクしてもらった。メイクさんはいつもやってくれる人で、僕が言ったことに全部答えてくれる。

スタッフ１｢あ、そういえばAちゃんとどうですか？｣

蒼井｢え！？｣

スタッフ１｢いや、最近様子がおかしかったので…。｣

蒼井｢？…誰の？｣

スタッフ１｢お2人ですよ。｣

蒼井｢え…。｣

うそ〜……バレバレだった…？

スタッフ１｢？大丈夫ですか？｣

蒼井｢あ、うん。ごめん…。ちゃんと仲はいいよ？｣

スタッフ１｢そうですか！いーなー。｣

蒼井｢あはは…｣

スタッフ１｢私たちの中でも、蒼井さんとAちゃんの仲は話題なんですよ！女性の憧れだわ〜…。｣

蒼井｢どういうこと…？｣

スタッフ｢2人みたいに仲のいいカップルはそうそう見ませんから…いても…そうですね、鈴村さん夫婦とか…。｣

蒼井｢あぁ…そういう…。仲のいいね…。僕がAにベッタリなだけなんですけどね。｣

スタッフ１｢でも、Aちゃんは嫌がってないでしょ？｣

蒼井｢あー、うん。多分……。｣

メイクさんと話していると、撮影が始まると部屋に来てくれた人に呼ばれた。

早く終わらせよう…！

第164話 ちょっとだけ…。→←第162話 姉弟げんかやめてくれない…？

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す