第85話 負けない！ ページ44
蒼井｢…。違う。多分僕は、Aちゃんに出会ってなくても君のこと、好きじゃなかったと思う。君は何か、勘違いしてるんじゃない？｣
櫻井｢え？何が？｣
蒼井｢1度声をかけただけ、なのにその1回声かけた人が好きな人なんてありえない。それに、僕のこと、そんなふうに追いかけてきてくれるのは嬉しいけど、残念ながら僕は君のものじゃない。｣
櫻井｢今からなるの！！｣
蒼井｢ならないよ。僕はAのだから。｣
櫻井｢うるさいｯ！なるったらなるのｯ！！｣
蒼井｢僕は君みたいな自分の幸せしか考えない自分勝手な人は大っ嫌いなんだ。だから、もう僕の前から消えて。｣
自分でも驚くほどの低い声だった。
櫻井｢ｯ！｣
蒼井｢早く、消えて。それとAがどこにいるのか教えて。｣
櫻井｢…嫌よ！絶対にいや！｣
蒼井｢そう、ならいいよ。自分で探す。｣
僕が櫻井さんの横を通り過ぎようとしたら腕を思いっきり掴まれた。
櫻井｢どこに行くのｯ！？まだ話は終わってない！｣
蒼井｢触るな。君と話すことなんてない。…あの頃は他人思いで優しい人なんだなって思ってたのに、こんな性格だったんだね。櫻井さんには失望した。｣
自分でもひどいことを言ってるってわかってる。でも、Aのためなら、僕は何でもする。守りたいから。もう二度と寂しい思いなんかさせないって、そう誓ったから。
僕が一言言うと、櫻井さんはおずおずと手を離した。
櫻井｢…。ホテルの裏の大きな倉庫。｣
蒼井｢え…？｣
櫻井｢そこにAさんがいる。…私の男友達と…ね？｣
蒼井｢…。そう。ありがとう、｣
僕は言われた倉庫のほうに走っていた。
蒼井｢どこだ？A…。せめて声が聞こえたら…。｣
倉庫と言っても、沢山あってどれかわからなかった。
蒼井｢…。｣
改めて、自分は本当に無力なんだなと思い知らされた。
貴｢しょうたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁｯ！！！！！！！！！！！｣
蒼井｢！？この声、Aｯ！｣
僕は声が聞こえた方の倉庫に行った。
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一松大好き - 男性恐怖症の私が株式会社Sに入り、今度はもっと大勢の人と暮らすことになりました・・・。の第５９話 事件発生！蒼井翔太氏が・・・。の中での出演声優さんの会話がコントみたいで、とてもおもしろいです。 (2016年8月17日 2時) (
レス) id: 947c26b20a (このIDを非表示/違反報告)
最先端の消しゴム（−＿−；）(プロフ) - アリスさん» ありがとうございます！！まだまだ書く予定なので、よろしくお願いします！！ (2015年12月14日 21時) (レス) id: 09bde4130d (このIDを非表示/違反報告)
最先端の消しゴム（−＿−；）(プロフ) - ココア/保登心愛さん» はーい！続編行きます！！これからも応援よろしくお願いします！！ (2015年12月14日 21時) (レス) id: 09bde4130d (このIDを非表示/違反報告)
最先端の消しゴム（−＿−；）(プロフ) - サナナさん» ありがとうございます！！d(ゝω・´○) がんばります！！ (2015年12月14日 21時) (レス) id: 09bde4130d (このIDを非表示/違反報告)
アリス - こんにちは(≧∇≦)アリスです♪すごい!!続編ですか♪このシリーズが続くと知ってうれしい限りです!!これからも応援させていただきます!! (2015年12月14日 5時) (携帯から) (レス) id: e58d3e2c1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：最先端の消しゴム | 作者ホームページ：
作成日時：2015年8月18日 12時
