男性恐怖症の私が株式会社Sに入り、今度はもっと大勢の人と暮らすことになりました・・・。

第65話 この服は…。 ページ22

そして、ロケは始まった。

貴「さぁ！始まりました！ハワイの街をぶらりと歩くだけのロケコーナー！私をエスコートしてくれるプリンスは…。」

下野「ハーイ！来栖翔役の下野紘です！」

蒼井「美風藍役の蒼井翔太です！」

貴「よろしくお願いします！えー！このコーナーは、2人のプリンスが私をエスコートしてくれ、(ここだ！)と、思った時に私がキュンとするセリフを作って言ってもらいます。」

蒼井「え！？そういうコーナーだったの？」

下野「俺も初めて知った。」

貴「ええ。あ、なんか、スタッフが早くしろと言っているのでもう行きますよ！」

そして私達は街をずっと歩いていた。

そんな時私の目に入ってきたのは１件の服屋だった。

下野「お！そろそろA姫にも見たい店見つかったかな？」

貴「えっ！？あ、えっと…。」

いや、確かに可愛い服あるなー、とは思ったけど。

蒼井「じゃあ行こう！！」

貴「え、行くんですか！？」

蒼井「当たり前！」

下野「レッツゴー！」

こうして何故かその服屋に入ることになりました。

蒼井「あ、このワンピ可愛いかも！」

下野「うわー、蒼井君センスいいな…。」

2人は私の服を選んでくれています。

しばらくして…。

蒼井「Aちゃん！これ着てみて！」

と、蒼井さんが服を持ってきた。

えと…。いや、ハワイとかの服って大胆だな…。なんか、ドレスっぽい服を持ってきた蒼井さんもどうかと思うけど。でも可愛いな…。

ピンクのワンピースでフリルがついてて胸元には茶色のリボンが。後は腰あたりに大きなリボンがついてます…。

貴「えっと…。わかりました…。」

そう言って私は着替えた。

…。こんな可愛い服、私に合わないよ。

貴「着替えましたよ｡」

蒼/下「可愛い！」

蒼井「はい！1点購入決定！」

下野「蒼井君早い早い！」

蒼井「えー？でもこれは決まりだと思います！」

下野「w本人の感想がね。」

貴「…。」

うぅ、どうしよ。恥ずかしくて2人の顔とカメラすら見れない。

蒼井「じー…。」

貴「うっ…！そんな目で私を見ないでください！」

下野「やっぱ二人可愛い！」

貴「下野さんも可愛いですよ。」

蒼井「Aちゃん…。僕のコーディネート…ダメ？」

首をかしげて言ってくる蒼井さんが可愛くてなんか、女の私よりも可愛いと思うんだけど…。

貴「こんな可愛い服私には合いません！」

蒼井「はぁ〜、何言ってるの？今のA、すっごく可愛いよ…？」

…。ヤバイ。恥ずかしい。

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