【歌い手】魔法使いと4人のゴースト海賊【浦島坂田船】

魔法7 ページ9

志麻「で、俺はさっき言ったで。因みに警官ゾンビやで『はい次』え」

『そこの、赤い髪の人。今朝私が魔法教えてあげたんよね』

？「そうそう！君が例の魔法使いって分かって仲よしたかったけどなぁ……あ、俺はとなりの坂田って言って、魔法使い！」

『坂田ね』

？「えーと、センラは〜センラって言います〜キョンシーです〜」

『一人称が名前呼びなんか』

うらた「で、君の名前は？」

『……どうして名乗らなきゃ…』

志麻「名乗らんかったら襲うぞー」

『はぁ……私の名前はA。一城A。魔法使いをやっとる』

この人ら独特やん……

てかリーダーとか言ってる人……

『あんた、たぬきか猫どっちなん？』

うらた「そこは触れるな」

『は？』

志麻「にしてもAめっちゃタイプやわ……俺の女になる？」

『丁重にお断りするわ』

センラ「まーまー。これでも志麻くんええ人やで」

坂田「仲良くしようや！」

この船には関西弁が3人もいるんやね

あ、私もだった

するとどこからかたぬきが私の元に飛んできた

え？たぬき？

うらた「あ！やまだ！」

『ん？たぬき……』

抱き上げてみる

『かっ……』

うらた「か？」

『可愛い……このたぬきちゃん…』

志麻「まさかのwAギャップ萌えかわええ……」

坂田「まーしぃそこなんw」

何この子

どこの子？

迷い込んだとか？

『どこから来たのー？可愛いね』

するとたぬきが私の頬をスリスリしてきた

うらた「はぁ……そいつの名前はやまだぬき。俺のたぬきだから。てか懐くんだな」

『そうなんやね。初対面の人に懐くってめっちゃええ子やね〜』

頭を撫でると気持ち良さそうな顔をする

それから私から離れて飼い主さんの元へ

『にしても、よく出来るなこの船』

坂田「また魔法教えてな〜」

うらた「ん？……A…Aって……」

たぬきか猫か分からない人がブツブツ言ってる

『なに？』

うらた「聞いたことある。確かAって有名なあの家族の娘だよな？」

『化け猫さんも知ってるんだ』

うらた「いやうらたって呼んでw」

センラ「あ〜俺も聞いたことある。」

うらた「確か祖先が大魔女だったとか。」

それって、おばあちゃんのことだろうか…

坂田「魔法使いの中では知らん人がおらんくらい有名やで！」

うらた「お前って、その魔女の力をそのまま受け継いでいるような存在だよね？」

『…そう、やね。血が薄れてくるのにつれて能力も薄れるのに私だけやよ』

やっぱり有名なんかな？

魔法8→←魔法6

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す