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魔法6 ページ8

♔ーーーーーーーー♔

嘘でしょ…

帰らせてくれないってそんな…

『な、んで…』

無理やりでも出ようとハナを連れて身を乗り出そうとする

?「無駄だよ、坂田の魔法の結界張ってあるし」

ハナ「お姉ちゃん……私まだ…」

『分かってる、そこから言ったらダメ』

きっと、ハナは「私はまだ死にたくない」って言おうとしたんやろね

でもそれは言わせない

?「残念やね〜でも仕方ないかぁ」

杖をぎゅっと握りしめ俯く

ハナ「お姉ちゃん……」

そうだ1つだけ策がある。

私にはメリットはないものだけれど。

少しの希望を信じハナに寄り添う

『ハナ、私が3秒間結界を解く。その隙に逃げて』

他の奴らに聞こえないように小さく耳打ちする

ハナ「そ、そんな!お姉ちゃんがっ」

『私のことはいいんよ。なんとかするわ』

じゃあ、行くよ、と言い顔を上げる

ハナは不安な様子をしていた。そりゃあ、そうだろう。

私なら、ハナならいける

小さく魔法を唱える

それで杖の先が光る

?「さーて、そろそろ行くか〜」

そこで思いっきり杖を振る

『ハナ!今よ!早く!』

?「なっ!お前っ」

結界が解けた瞬間、ハナを押し出す

大丈夫大丈夫…

うまく飛べる魔法もかけといたお陰で町の方へと向かってる

ハナ「お姉ちゃん!お姉ちゃんも!」

『いいのよ!私のことはほっといて!せめてハナだけでも!私は自分でなんとかするわ!』

ハナ「やだ!お姉ちゃんも……」

離れていって、同時に結界がまた張られて。

ハナの声も聞こえなくなった

最後に見たのが、泣き叫ぶハナ

涙が宙に浮いてるのが見えた

『…ごめんね……』

船のふちに手をかけてしゃがむ

せめて……

せめて大好きな妹だけでも助けたかったんだ

船はだんだんどこかへと進んでいく

?「はぁ……お前なにして……「君!名前は?!」おい」

?「俺の名前は志麻って言うねん!君めっちゃタイプすぎて……」

?「おい、いきなりナンパすんな」

『……はぁ』

?「にしても、よーやったな。妹ちゃんだけでも自分を犠牲にして逃がすとか」

『………それが姉っていうもんよ』

ゆっくり立ち上がり、"そいつら"の正面へと向かう

『なんでこんなことするの』

?「そーゆー決まり」

?「ていうか自己紹介せん?」

『……どうしてあんたみたいなやつらに名乗らんとあかんの』

?「俺の名前は、うらたぬき。この船のリーダー。化け猫だから」

『人の話を聞け』

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赤坂 - 目の色が違うってかっこいいですね。(唐突)すごく面白いので無理しない程度に更新頑張って下さい!!! (2020年2月1日 10時) (レス) id: bd128d24b1 (このIDを非表示/違反報告)
蒼空(プロフ) - おかえりなさい♪?? 更新ありがとうございます?笑笑 無理のない程度にふぁいとですよ♪ (2018年5月26日 17時) (レス) id: b9f81f387d (このIDを非表示/違反報告)
柊木アミ(プロフ) - 四葉ゆうさん» あーそうかもです。デッキって表示でいいですかね。その名前が思い出せなくてw (2018年3月31日 7時) (レス) id: b1ef680daf (このIDを非表示/違反報告)
四葉ゆう(プロフ) - コメ失礼します。船の開けているところって多分甲板じゃないですかね?違ったらごめんなさい!上から目線失礼しました。更新頑張ってください!応援してます! (2018年3月31日 7時) (レス) id: 9b32a0a8f9 (このIDを非表示/違反報告)
柊木アミ(プロフ) - Mocaさん» 大丈夫ですか?!() ありがとうございますっ! (2018年3月28日 19時) (レス) id: b1ef680daf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柊木アミ | 作成日時:2018年3月13日 19時

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