魔法20 ページ22
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センラ「ほんまありがとうなぁ〜」
そう言いながら私の頭をまた撫でるセンラさん
また子供扱い……
『ちょ、撫でんといてよー』
センラ「え?なんで?かわええやん」
『子供扱いせんと!!私ももう17やねんて!』
センラ「えーほんまにー?全然もっと年下に見えるわ」
『貶してるでしょ』
センラ「貶してへんわw」
『むっ』
センラ「怒らんといてwよし、話し合いするからはよおいでよー」
それだけ言ってデッキに戻った
私は船の台所でぼーっとしていた
『はぁ…なんなんやろ』
腕まくりした袖ブラウスを下ろして手を拭く
とりあえず話し合いということで、私もデッキに戻る
・
『あ……』
みんなもう揃ってる、と思い私は急いで椅子に座る
うらた「揃ったね、じゃあまず何から……」
『私のこと、全てお話します』
ここは、1番悪い私から話さないと。
うらた「…分かった。」
昔のことから
全部話さなきゃ。
『まず、目のこと黙っててごめんなさい。』
そう言って眼帯を外す。
こればかりはもう仕方がない
センラ「…あ、色ちゃうん……」
坂田「…見間違いやなかった……」
『私の目の色は、本来であればピンク色やと思うんです。でも、不思議なことに、あの大昔の有名な私の祖母である大魔女の能力を、少し薄れて入るけどそのまま引き継いでるらしくて赤なの』
坂田「確か、その魔女って赤黒かった気がする」
『ちょっと薄れて赤なんだけどね』
センラ「俺その赤好きやで」
『うんありがとう』
志麻「スルーされたw」
そんなことはいいねん
センラ「で、もう片方はなんで紫?」
志麻「俺と同じ色やん嬉し」
『首締めるよ』
うらた「まーしぃ余計なこと言わないの」
『で、なんで紫かっていうと、私にも分からない。どこかで遺伝子が狂ったのかどうか…』
坂田「俺とまーしぃの色やんね!」
『え?……あ、ほんまや』
センラ「それはそれでも綺麗やけどなぁ」
なんかこの人たち
私の目のこと全く気持ち悪いって思わない……
逆に不思議…
坂田「…あー、……でさ、それをなんで、隠してたん?」
『……それ、が』
私は不意に目を泳がす
ここまで来たからには言わなければ
なのに口が開かない
ずっと、「あっ…」とか「ぇ…っ」とか意味わからないものしか発してない
うらた「……言える?」
『……頑張ります』
今の私には
4人から"嫌われること"がどれだけ怖いのか
それを承知しないといけない
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赤坂 - 目の色が違うってかっこいいですね。(唐突)すごく面白いので無理しない程度に更新頑張って下さい!!! (2020年2月1日 10時) (レス) id: bd128d24b1 (このIDを非表示/違反報告)
蒼空(プロフ) - おかえりなさい♪?? 更新ありがとうございます?笑笑 無理のない程度にふぁいとですよ♪ (2018年5月26日 17時) (レス) id: b9f81f387d (このIDを非表示/違反報告)
柊木アミ(プロフ) - 四葉ゆうさん» あーそうかもです。デッキって表示でいいですかね。その名前が思い出せなくてw (2018年3月31日 7時) (レス) id: b1ef680daf (このIDを非表示/違反報告)
四葉ゆう(プロフ) - コメ失礼します。船の開けているところって多分甲板じゃないですかね?違ったらごめんなさい!上から目線失礼しました。更新頑張ってください!応援してます! (2018年3月31日 7時) (レス) id: 9b32a0a8f9 (このIDを非表示/違反報告)
柊木アミ(プロフ) - Mocaさん» 大丈夫ですか?!() ありがとうございますっ! (2018年3月28日 19時) (レス) id: b1ef680daf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柊木アミ | 作成日時:2018年3月13日 19時