【歌い手】魔法使いと4人のゴースト海賊【浦島坂田船】

魔法19 センラsaid ページ21

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Aをとりあえず連れて手伝ってもらう

「ほんまにええんやで？やらんくても……」

『いえ！やります！やらせてください！やる！』

めっちゃやる気やんこの子……

逆にビビるわ…

「わ、わかったから落ち着いてw」

てかなんで目輝かせながらそこで、跳ねてるんww

じわるww

「なんではねてるん？wそんなに嬉しい？」

『え、いや！そうじゃなくて！』

俺が優しく頭を撫でてやるとかぁっと、顔を赤くして下を向く

ほんま小さいから妹みたいやわ

『あの！妹とか思いましたよね？！』

「え？バレてた？」

魔法でも使われたかなぁ

『顔に出てます！』

あ、顔に出てたんか

「せやね〜確かに妹感あるねんなぁ〜かわええ」

『なんですか！そんなこと言っても何も出ませんからね！』

「敬語無くしてくれへん？」

『いいんですか』

「じゃないと呪うで」

『なんて理不尽』

「じゃ、始めるか」

俺がそう言うと、よしっと言い腕まくりした

いちいちかわええなこいつ

「そんなにこういうん好き？」

『家でよくやってて割と好きやねんです』

ん？

好きやねんです？

「日本語おかしない？ww」

『センラさんにタメ語ってなんかすごい馴れ馴れしい感じして無理やねんです』

「ごめwwその話し方やめwwてww」

あかんめっちゃツボるww

"〇〇やねんです"はほんま新種すぎてwww

『ちょっと笑わんといてや！』

あ、普通

「普通がかわええで？てか関西弁はなんで？」

『分からへんです。なんかすごい友達に、なまってるねって言われる』

まってwww

分からへんですww

「分からへんですってなんやねんw」

『女が関西弁だと男みたいやって言われたことがあるんやけど変？』

「変やないよー？俺もAと同じやからそう思うかもしれんけど」

そんな雑談をしながらお皿を洗う

あんなにおもろいこと言ってるのに案外手際がいい

「なぁ、これから家事一緒にせん？」

『いいん？』

「一人でやるん大変やねんなぁ」

『やらせてください！』

「助かるわぁ」

またさっきみたいに目光ってる

見た目と性格のサバサバさにしてはギャップあるな

『ここのひとってめっちゃ優しいんやね』

「え？」

『化け猫とか警官ゾンビとか魔法使いとかキョンシーとか、ある意味恐怖の場所でしかないのにこの船の人はめっちゃ優しくて……』

「なんでやろなぁ」

不意にどこからか視線を感じた俺はその方へ向く

俺が見たから素早く隠れたけど…

あれ、

志麻くんやな

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