決議の始まり ページ41
つまらないことになった。
噂は学園中に知れ渡っていたみたいで、
抽選結果を知った紅団からは大ブーイング。
先生たちがその場を収め、
説教して朝会が長引いてしまった。
「やっぱ、必ず交互に勝ってるのは偶然なのかな…これだけ騒ぎになってればうちらのやる気に関わるでしょ？先生方からしてもマズいんじゃないのかな」
「この学園では代々どちらも大きな差をつけて勝ったことがないからね。明らかにおかしい点は指摘できないけど…」
エフテンが唸り声をあげて腕を組んだ。
「とりあえず、その続きは部活動で話そうか。それよりだけど、出場する競技は決まった？」
そうだねぇ、と言って教室を見回す。
休み時間中の教室はいつもより盛り上がっているようだった。
多分、競技についての話し合いかな。
今日は個人種目と団体種目の一部で出場する競技を決める。
皆、自分の能力に合わせて出場する競技を決めてきているんだろう。
私を除いて…。
「うん…まぁね」
「まさかA、まだ決まってないの？」
呆れたように首をすくめるエフテン。
私は勝ち誇ったように｢ふふん｣と得意気に笑うと、
エフテンに向かって人差し指を左右に動かした。
「大丈夫。ほら、私って運動はなんでもできるじゃん？」
「うん。先月の基礎学力テストはビリから4番目だったけど、体力テストは学年上位の成績だった」
「見てたの!?恥ずいなもう…ま、まぁそれは置いといて」
明らかに自分の顔がにやついてるのがわかる。
「運動得意な私だったら、どの競技に入っても活躍出来ると思うんだよね」
「余っているところの穴埋めをするってこと？」
「当たり！」
私がそう言ってウインクをすると同時に、
教室の引き戸がガラガラと開いた。
担任のノーティスが教室に入ってくる。
「お前ら席に着けー！体育祭の競技決めるぞー！」
学級委員のナイトビジョンとエフテンが立ち上がり、
教壇へと向かって行った。
エフテンがいつの間にか持っていた資料を手に持ち、
ゆっくりと教室内を見回す。
ざわついていた教室がだんだん静かになっていく。
全員が口を閉じているのを確認すると、
エフテンはナイトビジョンに資料を渡して口を開いた。
「出場する競技は決まりましたか？これから個人種目と団体種目で出る競技を決めたいと思います。黒板に書いていくので、決まっていない人は参考にしてください」
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翡翠ユキ(なぜログアウトされた)(プロフ) - 突然来たメタ発言に笑ってしまった (2月27日 22時) (
レス) @page11 id: 785e1889ff (このIDを非表示/違反報告)
R - 煉獄、面白かったです。(´・ω・｀)様もお身体に気おつけて更新、制作頑張ってください。更新期待してます。 (2023年1月4日 20時) (レス) @page8 id: 0f383463f6 (このIDを非表示/違反報告)
( ´・ω・｀)(プロフ) - 月姫＠みのりさん» 煉獄の件は申し訳ないです！楽しみにしててくださいませ(*´ω`*) (2020年1月14日 16時) (レス) id: 4003c9bee8 (このIDを非表示/違反報告)
月姫＠みのり(プロフ) - わーいわーい新作だぁぁ！(今更)更新楽しみにしてます！ (2020年1月14日 9時) (レス) id: b127b8e62f (このIDを非表示/違反報告)
( ´・ω・｀)(プロフ) - アズキさん» 尊敬しますっ、姉貴ぃ！ (2020年1月12日 16時) (レス) id: 4003c9bee8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：(´・ω・`)しょぼん | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/syobon/
作成日時：2020年1月6日 12時
