19.FAKE ページ19
6月になって本格的に就活の面接が始まり
あっという間に下旬にさしかかろうとしていた
廉くんとはあれからしばらく会えてない
付き合ってからそれなりに経つけどやっぱりふとした時に寂しくなる
『……いけないいけない、今は集中、』
企業のパンフレットを見たり
面接できかれたりすることを確認していく
朝から企業の面接が何本もはいって
夜はTwilightのダンスの練習
夏に向けてのLIVEがあるからそれにも準備しないといけない
正直､体力的にも精神的にも負担がかかる日々が続いている
練習が終わって､メンバーと話していると
Saku ｢あのさ､私も他のみんな就活してるし､私が就活してて思うことがあるの｣
Ran ｢どうしたの、Saku｣
Momo ｢相談ならのるよ？｣
Saku ｢あのさ､
私たちってこれからどうするんだろうね、
Twilightとして
私､就活してる時思うんだ、
本当に自分は何がしたいんだろうって
面接される時に､自分の誇れるものってやっぱり
Twilightとして活動してることで
その幅をもっと今の日本だけじゃなくて
世界的にも認められる
パフォーマンスをしたいって思ってる
でもTwilightとして活動してることは企業には言えないし、
心の葛藤っていうのかな、あるんだよね、私には｣
Sakuの言葉をきいたとき
私の頭の中でどこか引っかかっている部分が
Sakuと一緒だって気づいた
Aki ｢私は､
この事務所の後輩のダンス教えたりしたいなぁ…
いつかプロデュースする方にまわりたいって思ったことはある｣
Ran ｢確かに､私もいつかは後輩の育成者になりたいなって思う、かな
Twilightとしての活動が楽しいし､1番好きだから｣
メンバーそれぞれにやりたいことがあって
それは今の就活にはないことで
私たちの中でTwilightとしての
活動の在り方が分からなくなっている
その会話は少し後味が悪い雰囲気で終わった
家に帰って企業のパンフレットみてまた思い出す
私のしたいこと…
私がなりたい社会人ってなんだろう
私にとって楽しいことってなんだろう
『………わかんないや』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 350人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「King&Prince」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
タルと(プロフ) - 永瀬さん» 嬉しいです、、、ありがとうございます！！！更新頑張りますので､よろしくお願いします、！ (2021年8月11日 19時) (
レス) id: 8f603aa64f (このIDを非表示/違反報告)
永瀬 - はじめまして。コメント失礼します。主様のお話すごく大好きで気に入っています！更新大変かと思いますが、楽しみに待ってます！ (2021年8月4日 22時) (レス) id: 56cf8f0252 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：タルと | 作成日時：2021年2月24日 18時
