6話 緊急事態 ページ8
シャチは、麻酔の入った注射器が何本か入った箱を持ってローの取りやすいように蓋を開ける。
「いいか、お前ら！俺がこいつに麻酔打ったら牢屋の扉を閉めて鍵をかけろ‼」
ローは、注射器を持って神無の腕に近づける。
神無は、近づく注射器から逃げるように暴れる。
貴女「やだ、、やだっ」
「チッ、おい！もう閉めろ‼」
「船長⁉でも！」
「やれっ‼」
ペンギンは、シャチを押し除け扉を閉めた。
「おい！ペンギン‼」
「シャチ、船長命令だ。従うしかない！」
ローは、神無に麻酔を打つと直ぐ様離れる。
すると、神無の身体が変化していく。
ベポは、騒ぎを聞きつけたのかペンギン達の近くに寄る。
神無の姿は成人した白虎の姿だった。
前足を床に叩きつけると軽く凹んだ。
「やばっ、、あれで襲われたら俺ら死ぬぞ」
「せ、船長！」
シャチは慌ててローを呼ぶ。
貴女「グルルルッ」
ローは、適度な距離を取って動いている。
神無は、ローに襲い掛かる。
「くっ、、、早ぇな‼ROOM」
サークルを展開して斬りつけようとしたが刃が通らなかった。
「なっ⁉」
貴女「ガウッ‼」
神無の爪がローの右腕に掠る。
だが、麻酔が効いて来たのか動きが鈍くなる。
「お前ら、扉開けろ！こいつ手術室に運ぶ。海楼石を触れさせて人間に戻せ、ベポ！機材の準備するから来い」
ローは、素早く指示して行動に移った。
ペンギンとシャチは協力して神無を人間に戻してシャチは神無を手術室へと運ぶ。ペンギンは、凹んだ床の修理代を計算し出した。
ーー
痛みが和らいでいる。ゆっくり目を覚ますと隈の酷い男が椅子に足を組みながら眠っていた。
昨日のことは、余り覚えていない。注射器を持ち腕に刺されたことまでは覚えているがそのあとはない。
神無は、男の右腕に包帯が巻かれているのに気付いた。
「起きたか」
男が急に目を覚ました。驚いて布団に潜る。
「安心しろ、何もしない。お前、痩せすぎだ。もっと太れ。後、言いたいことは言え」
男は、布団の上から神無の頭を撫でた。
「飯、食うんだったらベッドから降りて来い」
神無は、もそもそと動いてベッドから降りるが着地を失敗して、頭を床にぶつける。
貴女「ゔっ」
ゴツンッと音が鳴る。男は、目を見開いて神無を抱き上げた。
「大丈夫か？」
貴女「いっ」
「痛いか？」
貴女「痛くないっ、、、」
目に涙を浮かべて言う。
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koame10001(プロフ) - あの、ワンピースなら外国の苗字などにした方がいいと思います。それと、もしそのままがいいのならワの国出身などでいいと思います。 (2020年8月13日 2時) (
レス) id: dd7c82a96f (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - 架印�靴気�» ありがとうございます！訂正しました。 (2020年3月2日 1時) (レス) id: bbf2f2d999 (このIDを非表示/違反報告)
架印��(プロフ) - 誤字報告です。46話「助けが送れて悪かった。（以下略）の所ですが、“遅れて”が正しい漢字ですよ。 (2020年3月2日 0時) (レス) id: cb6e7377c2 (このIDを非表示/違反報告)
裕貴(プロフ) - はい！また何かありましたら報告します！ (2020年2月27日 22時) (レス) id: 7bd5a40029 (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - 裕貴さん» ありがとうございます！訂正しました！ (2020年2月27日 22時) (レス) id: bbf2f2d999 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒狗
| 作成日時：2020年2月16日 1時
