37話 頂上戦争後 ページ39
手術は成功した。だが、どちらも容態が急変する可能性がある為、ローは手術室に籠もっている。
海軍の追手から逃れ、今は浮上しておりクルー達は動き回っている。
甲板辺りが騒がしくなっており、1人のクルーが慌てて手術室へと向かう。
「船長！甲板に"海賊女帝"ボア・ハンコックが来ています！用件は麦わらのルフィの容態です！今、俺達が足止めしていますが船内に入って来そうです！助けてっ！！」
ローは血に濡れた手のまま、甲板に行こうとする。
貴女「ロー」
聴き慣れた子供の声に横を見ると神無が真っ白のタオルを持っていた。それをローに差し出す。
「いい子で待ってろ」
タオルを受け取り、笑いながら言うと神無は頷いて食堂へと戻る。
ーー
ローにタオルを渡し終わった後、神無は食堂に向かい船長室から持って来たローの毛布を抱き締める。
すると、クルー達が甲板から急いで中に戻り慌ただしく動く。
ローはペンギンにタオルを渡してまた、手術室へと籠もってしまった。
神無は口数が少なく、子供なのに物欲が無く、甘えることは殆どない。
だが、ローが手術室に籠るようになってから神無は心なしか落ち込んでいるように見える。そして、口数が減っている気もする。
ペンギンはそう思いながら神無の頭を撫でて船員にタオルを洗うように言う。
「神無、また船長の毛布持って来た、、いや、盗んで来たのか？」
少し戯けて言うと神無は、毛布に顔を埋めてしまう。
「悪い、船長も笑って神無の好きにさせてやれって言ってたよ」
貴女「本当？」
「あぁ、神無。これから俺達は"女ヶ島"っていう島に行くんだ。その島はな、女の人しかいないんだ。男子が1人もいない島だ」
すると、包帯が所々赤く染まった人？が食堂に入って来た。
神無は、ペンギンの背に隠れる。
ペンギンは突然のことに驚きながらも入って来た人物を見て納得した。
「ジンベエさん、安静にしてなきゃ傷開きますよ、、ってもう開いてるか。船長の言う通り、死んじゃいますよ」
「ワシは一刻もはやく現実を受け止めにゃならん。彼が死んだと、、受け入れにゃならんのだ」
貴女「だ、誰？」
神無は、ペンギンの足にしがみつきながら言う。
「ん？ワシはジンベエじゃ。お主の名は何と言うんじゃ？」
貴女「神無で、、す」
「そうか、神無か。よろしく頼む」
貴女「はい、よろしく、、お願い、します」
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koame10001(プロフ) - あの、ワンピースなら外国の苗字などにした方がいいと思います。それと、もしそのままがいいのならワの国出身などでいいと思います。 (2020年8月13日 2時) (
レス) id: dd7c82a96f (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - 架印�靴気�» ありがとうございます！訂正しました。 (2020年3月2日 1時) (レス) id: bbf2f2d999 (このIDを非表示/違反報告)
架印��(プロフ) - 誤字報告です。46話「助けが送れて悪かった。（以下略）の所ですが、“遅れて”が正しい漢字ですよ。 (2020年3月2日 0時) (レス) id: cb6e7377c2 (このIDを非表示/違反報告)
裕貴(プロフ) - はい！また何かありましたら報告します！ (2020年2月27日 22時) (レス) id: 7bd5a40029 (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - 裕貴さん» ありがとうございます！訂正しました！ (2020年2月27日 22時) (レス) id: bbf2f2d999 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒狗
| 作成日時：2020年2月16日 1時
