13話 勉強 ページ15
ローは、神無を自分の膝に座らせて本を読みながらコーヒーを飲んでいた。
神無は、毛布を抱き締めてジッと動かずにいた。
だが、あの実を食べてからか人の気配と聴覚と嗅覚は鋭くなった。
この部屋にふわっと別の匂いが香る。
扉を向くと同時にローも誰か来たのだと分かり、本を閉じた。
ノックして入って来たのは、ウニだった。
「海賊船っす」
「お前はここにいろ」
ローは、神無を膝の上から下ろすとそう言って部屋を出た。
神無は、大人しくローがさっきまで座っていた椅子に座って本を手に取る。
『覚醒剤の作り方』
本の題名を見て本を落としそうになった。
貴女「何も見なかった事にしよう」
すると、キツイ匂いがして扉の方を見たと同時に知らない男2人組が入って来た。
貴女「だ、誰」
「お前、トラファルガー・ローの子供か」
貴女「え、違っん"っ」
突然口を出て塞がれ、刃物を首元に突きつけられた。
「人質になってもらうぜ」
怖くて涙が溢れる。
「そうだ。泣け！泣いてお父さんに助けてって懇願しろ‼」
男は、神無を抱えて甲板へと出た。
「お前ら！そこまでだ‼こいつがどうなってもいいのか？」
「なっ⁉」
シャチは、驚いてこっちを見る。
「トラファルガー、お前の子供がどうなってもいいのか！」
敵は悪どい笑みを浮かべる。
だが、ロー達はポカンとしていた。
そして、ベポ達は顔を青ざめてローより後ろに後退していた。
「へぇ、俺にガキができてたのか、、、。そうか、そうか」
ローは、刀を構えて「ROOM」と唱える。
そして、刀を振るった。
「な、なんだ！これはっ⁉」
拘束が緩んだ途端に男から逃げ出そうとしたら、別の男が懐から銃を取り出してそれを神無に向かって引き金を引いた。
貴女「っあぁ‼」
腹に痛みが走り、その場に蹲る。
貴女「痛いっ、、、」
痛みで涙が止まらない。
「ふはははっ‼どうだ！トラファルガー！」
神無の腹からは大量の血が流れ出る。
神無は、ふらりと立ち上がった。
「おい！動くなっ！」
ペンギンは神無を寝かそうとするも、神無の目が金色に変わっているのに気付く。
「お前、目」
貴女「足りない、、お腹が空いた」
神無が姿を変えていくと同時に空が曇っていく。
貴女「足りない、、お腹が空いた、、、。食べていい？」
その言葉と同時にローの目の前にいた男が消えていた。
残っていたのは、武器だけだった。
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koame10001(プロフ) - あの、ワンピースなら外国の苗字などにした方がいいと思います。それと、もしそのままがいいのならワの国出身などでいいと思います。 (2020年8月13日 2時) (
レス) id: dd7c82a96f (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - 架印�靴気�» ありがとうございます！訂正しました。 (2020年3月2日 1時) (レス) id: bbf2f2d999 (このIDを非表示/違反報告)
架印��(プロフ) - 誤字報告です。46話「助けが送れて悪かった。（以下略）の所ですが、“遅れて”が正しい漢字ですよ。 (2020年3月2日 0時) (レス) id: cb6e7377c2 (このIDを非表示/違反報告)
裕貴(プロフ) - はい！また何かありましたら報告します！ (2020年2月27日 22時) (レス) id: 7bd5a40029 (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - 裕貴さん» ありがとうございます！訂正しました！ (2020年2月27日 22時) (レス) id: bbf2f2d999 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒狗
| 作成日時：2020年2月16日 1時
