ユノの妹？

YH ページ32

YNside


クタクタで家に帰ると、ゲームをしながらワインを飲んでるチャミナ。


その後ろのソファには何故かAが寝てた。


CM 「ヒョンお疲れ様でした」


YH 「チャミナもお疲れ……どうしてAが？」


CM 「僕は協力者です。ヒョン！ボヤボヤしてる暇は無いですよ。ライバルがいます」


YH 「え？ライバル？だれ？」


CM 「誰でもいい。だけど、その人もヒョンも子供扱いするって言ってました。勝ちたいなら、ちゃんと女として 見てやれって事です」


YH 「飲ませたの？」


CM 「本音聞きたかったので」


YH 「可愛いA見たな……」


CM 「ヒョン！俺にヤキモチか？」


YH 「ごめん……Aの事だと、おかしくなる……格好悪いな」


CM 「僕が思ったのは……Aはまだ恋をした事がないんだなって。昔から大好きなお兄ちゃんに会って、同じ時期に 気になる人も出来て……自分の気持ちが分からないって感じです。勝ちたくても、ゆっくり一緒に進んで行くほうがいいかもですね」


YH 「ありがとう チャミナ。暴走しないように頑張るよ。Aに再開して思い出した。Aは小さな頃 お姫様になりたかったんだ。僕がお姫様にしてあげるよ」


CM 「Aっぽいですね。お姫様か。そういえばお母さんは女優さんって言ってましたね？」


YH 「 チェ ウンビって聞いた事ない？」


CM 「あります！綺麗な人ですよね？昔のドラマとか映画で見たことあります。その人が？」


YH 「うん。Aのお母さん。うちの隣に引っ越してきた時はもう辞めてたけどね。お父さんも俳優さんだったけど目が出なくて、お母さんのマネージャーをしてたみたいだよ」


CM 「それがテレビ見ない理由？」


YH 「僕も両親から聞いた話なんだけど、Aが幼稚園位の頃 お母さんのドラマ見てて、見終わったら再現したんだって。セリフも覚えて……お母さんはAは天才かもって思って、子役にしたかったみたい。」


CM 「幼稚園の頃？凄いな」


YH 「でも、お父さんとおじいさん、おばあさんは猛反対。それから 徐々に喧嘩が増えて……そのうち お父さんの仕事も上手くいかなくなって」


CM 「お母さんは何故女優に戻らなかったんだろう？」


YH 「お父さんが大好きだったから……じゃないかな？お母さんは分かっていたんだよ。ずっとお父さんが苦しんでいた事」


CM 「そうですね…僕の彼女が僕より売れてたら……って思うと切ないな」

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