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何度来てもこの明るさには慣れない。
高木さんの言ってた通り、繁華街にはソウユウ店が沢山あるせいで、
おじさんたちが沢山いた。
歩いてると、何回もおじさんたちにとめられて
お小遣いあげるから1回だけ。
とか
ほんと可愛いね
とか言われて何回も連れていかれそうになった。
そういう時に高木さんはおじさんのことを睨んで助けてくれた。
ほんと一緒に来てて良かった…
するともう見慣れた光さんのお店が見えてきた。
高「ここまで来ればあとはもう大丈夫かな?
じゃ、そろそろ慧帰ってくるから。」
「ありがとうございました!」
高木さんは俺に背を向けながらヒラヒラ手を振って、車へと向かっていった。
光さんのお店に入ると、前とは変わらない店内。
「あの、光さんっていますか?」
店「光ならいますが。すみません。お名前は?」
「あ、山田です。」
店「かしこまりました。少々お待ちください。」
そう言って店員が奥の部屋へと入っていくと
すぐに光さんが出てきた。
光「おー山田。どうしたの?」
「あ、あの…その」
光「…とりあえず個室行こっか。」
オドオドしている俺を見て光さんは優しく声をかけてきた。
`509`
俺が大ちゃんと出会った日に入った部屋。
部屋に入ると光さんはソファにドスンと座る。
光「山田。一応高木から何があったかは聞いたよ。」
「そうなんですか。」
光「うん。それで俺も考えたんだけど、山田にはちゃんと本当の事を教えた方がいいかなって。」
「本当の事?」
光「うん。あのハンカチはなんなのか、
それと大ちゃんの過去。
ねぇ山田。
これを聞いたら大ちゃんと仲直りするって約束できる?」
「うん。」
光「じゃあ話すね。
あのハンカチは、
殺された弟のかたみなんだ。」
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slowry - (^o^)<うわぁーっ!まじでごめんなさい!あげます!いつか…本当にすみません。受験勉強とか忙しくて… (2020年6月21日 19時) (レス) id: 5f37aa5d10 (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - ホワイトデー企画の続きを楽しみにしているのですが、続編はもうすでにどこかに投稿されているのでしょうか? (2020年4月29日 9時) (レス) id: 29e09e3551 (このIDを非表示/違反報告)
slowry - 花奏さん» ありがとうございます!!!また新作が出たらお願いします(*´∀`*) (2020年2月6日 5時) (レス) id: 5f37aa5d10 (このIDを非表示/違反報告)
花奏(プロフ) - 完結おめでとうです!始めの頃から拝見していて、更新されたという通知が来るたびに舞い上がり、家族にもうるさいと注意されるほどでしたっ!(これガチ)次回作などが出る予定でしたら、そちらも応援させていただきます!本当におめでとうございます! (2020年2月5日 22時) (レス) id: ed1d1a00c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:slowry | 作成日時:2020年1月22日 21時