赤髪の奴に必要以上に触られている件について【暗殺教室】

答えの時間 ページ21

「返事、ほしいな」



そう言う悠馬の声は
今にも泣き出しそうで、震えていた

ねえ、やっとわかったよ
自分の気持ちが。





「…わたしは、」



















カルマ
















「悠馬が好きだよ、ずっと前から。」








ごめんね。










「え…っ」



心底驚いたような声をあげると、
悠馬は俯いていた顔をバッとあげた











「修学旅行のとき、カルマが頭から離れないときがあったんだ」







でもね、







「それでも、心の隅にいたのは、いつも悠馬だったの」
「A…」








「カルマのこと、気になり始めてた。カルマと……キス、して自分がわからなくなった」






「でも学校に行って、普段通り話して。そしたら、あぁ、違うなって思っちゃった」







カルマは友達
それ以上にはなれないんだな、って








「昔も、今も、変わりない。私は悠馬が好きだよ」









悠馬、カルマ
ごめんなさい




こんな優柔不断な、
最低な女を好きだって言ってくれて

本当に有難う。








「じゃあ、答えは…」
「私でよければ…お願いします」





ふわりと抱きかかえられて
重なった唇が熱を帯びて

幸せってこういうことか、なんて


暗殺は明日から頑張ればいいや。





fin

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