��詫びの品 ページ28
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願望を詰め込みました
ーーーーーーー
煉獄槇寿郎は自分の屋敷の前で考えていた。
手に酒と菓子屋の包みを持って。
Aという名の隊士から、ぶつかってしまったお詫びにと渡された包み。それを見つめながら先程の出来事を思い返していた。
普段なら自ら隊士に声をかけることも無いのに、何故かAにはそれをしてしまった。
彼女は自分を知らない様だったから驚いた。
...本当に鬼殺隊士か？
息子と自分の顔が良く似ている事を槇寿郎はわかっている。だから疑問でしかなかった。
悶々と考え込んでいると、玄関がガラリと開いた。
｢わっ！おどろいた....。
父上、どうしたんですか家の前で。
お帰りになられたのならどうぞ中へ｣
千寿郎が驚いた声を上げた後に、槇寿郎に声をかける。手には竹箒を持っていた。
｢...あぁ。
千寿郎、手を出しなさい｣
｢はい...？｣
戸惑いながらも千寿郎は脇に竹箒を挟んで、両手を槇寿郎に差し出した。
槇寿郎はその手にAから貰った包みを置いた。
｢......貰い物だ。掃除が終わったら食べなさい｣
千寿郎にそれだけ言うと、槇寿郎は家の中へ入っていった。
｢え......｣
千寿郎は状況がのみ込めず、しばらくその場で固まっていた。
・
我に返った千寿郎はあの後きちんと掃除をし、
居間の机に包みを置いてうんうんと唸っていた。
｢誰からの貰い物なのだろうか...。
父上と仲良しな方がいたなんて知らなかった...」
押し付けられるように渡されただけだよと真実を教えてくれる者はここにはいないので、千寿郎はちょっと勘違いしていた。
｢甘い香りがする...何が入ってるんだろう｣
おそるおそる包みを開く。
中からは沢山の洋菓子が出てきた。
｢わぁ...！見たことはあるけどこんなの初めてだ...｣
キャラメル、チョコレイトにカステラがぎっしり詰まっている。しかしどれもこれも高価なものばかりだ。
例えばキャラメルは一粒で大福一個分の値段がする。
千寿郎は目をきらきらと光らせてお菓子に釘付けになっている。
｢でもこんなに高価なものを一人で食べるのはなぁ...
そうだ！｣
千寿郎は開いた包みを閉じ、腕に抱いて父の元へ持っていった。
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瑠璃(プロフ) - 零華さん» そうなんです...彼には沢山知識つけてもらいたい...似合うしカッコイイと思うんです...！！ (2020年4月7日 19時) (
レス) id: 2740432cb0 (このIDを非表示/違反報告)
零華 - 瑠璃さん» 確かに！！そんでもって外国の本とか、生物の本とか、そういう豆知識見たいのをどや顔で言う獪岳くんも見てみたいかも！！<答え>なにしても獪岳は、かっこいい。 (2020年3月28日 14時) (レス) id: f56491ae0c (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - 零華さん» 獪岳には色んな本を読んで貰いたいです... (2020年3月20日 20時) (レス) id: 2740432cb0 (このIDを非表示/違反報告)
零華 - まさかの百人一首？！獪岳は、本当に何してもかっこいい///。ちなみに、私は「君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな」が一番好きです！！。あと「ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは」とかも好きです！。(*^^*) (2020年3月16日 13時) (レス) id: f56491ae0c (このIDを非表示/違反報告)
胡麻(プロフ) - 希乃夏さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2020年3月16日 13時) (レス) id: 2740432cb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばりぼり | 作成日時：2020年3月12日 22時
