��蝶屋敷の獪岳 ページ15
本編��の裏話
ーーーーーー
蝶屋敷に運ばれて二日目。
屋敷を歩いて部屋に戻された俺に、ベッドで待っていろと言って出ていったAを部屋の障子を開けたまま待つ。
ここは日が当たるから丁度いい。目を閉じて陽の光を浴びる。
暫くそうしていると、隊士達の話し声が聞こえた。
｢チッ...。んだよあのたんぽぽ頭。あ〜痛てぇ！
クソ、先輩に対する態度がなってねぇな｣
｢アイツあの獪岳の弟弟子だぜ。同門揃って駄目なヤツらだな！｣
｢はは！違いねぇな｣
......あのカス、また何かやりやがったな
面倒な事しやがって馬鹿が
｢...お、噂をすれば獪岳じゃねぇか。
ハッ、お前ここで何してんだ？楽しくベッドで日向ぼっこかよ！｣
空いている部屋の入口から隊士がずかずかと此方へやってくる。ニヤニヤと汚い笑みを浮かべて。
｢情けねぇなぁ！そんな白い服着ちゃってさ！どうせまた汚い手使ったんだろ？それでバチが当たって怪我したのか？ざまぁねぇなァ。どうせお前はー｣
｢失礼します｣
いつの間にかAが部屋の前に立っていた。
手には水桶と手ぬぐいを持っている。
...帰ってくんのが遅せぇよ
｢さっきぶりですね、お二人とも。怪我の手当をしなくていいんですか？｣
｢......チッ。いいところだったのによ。
A、お前もなにかとコイツのことを気にかけてるみてぇだけどな、こんな奴と一緒にいたってつまらないだけだぜ？｣
｢お前はコイツ以外にも仲良い人間が沢山いるだろ。考え直せよ、選択間違えたままでいいのかよ｣
Aは冷めた顔をしている。
......怒ってるな、コイツ
｢そうですね...考えておきます。
さぁ御二方、早く手当をしないと怪我が悪化しますよ。｣
｢おう。...じゃあな雑魚、せいぜい鬼に喰われないよう、走る練習でもしろよ｣
｢刀よりもそっちの方がお前には似合うぜ｣
そう言って煩いヤツらは去っていった。
...ようやく終わったか。
ああいう奴らの言葉は耳に入ってこないし残らない。
どうでもいい。
｢...獪岳、遅くなってごめん｣
何も言わずにいるとAが俺に抱きついた。
｢.........あんな人達の言うことなんて、聞かないでいいからね｣
｢聞くわけねぇだろ。...汗付くぞ、離れろ｣
｢やだ。後ちょっとだけだから｣
抱き返しもせずにそのまま好きにさせておく。
微かにAの身体が震えていた。
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瑠璃(プロフ) - 零華さん» そうなんです...彼には沢山知識つけてもらいたい...似合うしカッコイイと思うんです...！！ (2020年4月7日 19時) (
レス) id: 2740432cb0 (このIDを非表示/違反報告)
零華 - 瑠璃さん» 確かに！！そんでもって外国の本とか、生物の本とか、そういう豆知識見たいのをどや顔で言う獪岳くんも見てみたいかも！！<答え>なにしても獪岳は、かっこいい。 (2020年3月28日 14時) (レス) id: f56491ae0c (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - 零華さん» 獪岳には色んな本を読んで貰いたいです... (2020年3月20日 20時) (レス) id: 2740432cb0 (このIDを非表示/違反報告)
零華 - まさかの百人一首？！獪岳は、本当に何してもかっこいい///。ちなみに、私は「君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな」が一番好きです！！。あと「ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは」とかも好きです！。(*^^*) (2020年3月16日 13時) (レス) id: f56491ae0c (このIDを非表示/違反報告)
胡麻(プロフ) - 希乃夏さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2020年3月16日 13時) (レス) id: 2740432cb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばりぼり | 作成日時：2020年3月12日 22時
