図書室の彼女『 雲雀 恭弥 』

46話 ページ46

なんか…雲雀に今すごいこと言われたような



『…なんて』


「なに?」


『今…なんて』


「Aはのものは全部僕のもの」


『どっかのガキ大将…』


「だから､次からはそういうの全部僕に持ってきて｡…君が作った物を他の人にあげるのを想像しただけでイライラする」




今思ったけど


雲雀って意外と嫉妬深い…??





『…ははっ…はははっ』


「なに」


『なんでもない｡今度またケーキかなにか作ってくるよ』


「そう」


『美味く作れるかわからないけど｡じゃあそろそろ教室戻る』


「待って」


『な』




突然抱きしめられ雲雀の顔がめちゃくちゃ近くにあった



あれ





「…ン､またね」


『ちょっ…』


「なに?」


『なっなんでまた!?』


「したかったから｡…嫌なの?」


『…別に､じゃあね』





こういうことしてくるなんて聞いてない

早く戻ろ…









_____________________









__________




今日も疲れた…早く家に帰


「A!…っぅわっ!?!!?」


『あぁっ!?…ディーノなに!!』



何故か後ろからディーノが飛んできた



「いってて…わりぃA」


『ここ学校だしなんでいるの…というか何も無いのに転けないで』


「ほんと悪い､靴紐踏んじまった…」


『わかったから退けて』


「ねぇ…なに…してるの…?」


『あ…この声は…』


「き､恭弥…?」


「なに僕のAを押し倒してるの､今すぐ咬み殺すから早く立ちなよ」


「えっ…ちょっ待てって!」




ディーノはすぐに立ち上がり私や雲雀から離れる




「…っ…膝」


『え?…あ､血出てる』


「許さない…跳ね馬」


「き､恭弥!?」


『いやっ雲雀落ち着いて!別にこれくらい大丈夫だから!』


「…そう｡立てる?」


「え…え?は?」


『ディーノも大丈夫?』


「お､おぉ…え?二人…??」


『…私が告白して､こうなりました』


「えっ…こ…こっ､こ!?告白ゥゥウ!?!!?」









___

47話→←45話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す