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40話 ページ40

あれから1時間半くらいは経ち外が段々と暗くなる



「それじゃあまた明日ね、Aちゃん」


『うん、今日はほんとにありがとう。またね』


「それじゃ俺らはイタリアに帰るな」


『ありがとう、私のために日本に来てくれて』


「当たり前だろ?…お前は俺の妹みたいなもんなんだからよ」


『はははっ、そうですか。…じゃあね、皆』









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____





一人になるとこの病室も静かになるな



…雲雀の小説、1週間経っちゃったな



まだ少ししか読んでないのに





はぁ…とため息をはくと窓が勝手に開き誰かが入ってくる




『…びっくりした、いいのここから入って』


「知らない」


『全く…雲雀、そこ座っていいよ』


「怪我、痛むの」


『少しね。…もしかしていつもこの時間に来てた?』


「…」


『答えない…まぁいいけど。ねぇ本だけど今日から1週間借りていい?まだ読めてない』


「ダメ、返して」


『えぇ…面白いのに…』


「…冗談、いいよ」


『えっ…雲雀が冗談言った…』




最近なんか雲雀のキャラがよくわからなくなってきたな…






『…ねぇ雲雀』


「なに」


『雲雀ってさ、恋人が欲しいとかそういうのあるの』


「あるわけないでしょ、僕は群れるのが嫌なんだから」


『やっぱり。…私が雲雀のこと好きって言ったら信じる?』


「…」


『……なんて言っても信じないよね。ごめん今のなし』




平気だと思ったけど、これって結構傷つくんだな




「…なんで勝手に決めつけてるの」


『え?』


「僕何も言ってないけど」


『いや…群れるの嫌って』


「…別に、君なら好きにして」


『好きにしてって…どういうことさ』


「じゃあ僕は帰るから」


『っ…待って』




急いで腕を掴み止めるが全身に痛みがはしった





『いっ!!…あぁいっった…』


「なに」


『あれじゃわかんない、ちゃんと言って』


「……僕のことが好きなら好きにしなよ」


『だからもう……はぁ、もういい。わかった。…好きにする』


「じゃあね」


『…また明日、来てくれるの』


「さぁ」


『はいはい…おやすみ』


「…おやすみ、A」









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くら(プロフ) - 27さん» ありがとうございます〜!!また雲雀さん書きたいなって思ってるのでぜひぜひ見てください( ˘ω˘ ) (2019年4月8日 20時) (レス) id: 59ac186e9d (このIDを非表示/違反報告)
27 - とっても面白かったデス。 恭君可愛いスギ///尊死… (2019年4月8日 2時) (レス) id: 83d0ffd5ad (このIDを非表示/違反報告)
くら(プロフ) - かっぱえびせんさん» ありがとうございますー!!今忙しくて少ししか更新できませんが頑張ります…!! (2019年3月13日 7時) (レス) id: 59ac186e9d (このIDを非表示/違反報告)
かっぱえびせん - 面白すぎる!更新陰ながら応援してます! (2019年3月12日 0時) (レス) id: 18f009c68c (このIDを非表示/違反報告)
くら(プロフ) - teさん» あああっありがとうございますーー!!!良い作品になるよう頑張ります!! (2019年3月11日 0時) (レス) id: 59ac186e9d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くら | 作成日時:2019年2月26日 22時

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