幼馴染『山田二郎』

じゅうはちわ ページ18

「兄ちゃんただいま!!」


「おお､おかえり｡遅かったな､どっか行ってたのか?」


「ちょっと学校で居残り…それでAに勉強教えてもらったからそのお礼にコンビニ寄って帰ったから」


「それなら今度Aになにかお礼しないとなぁ」


「あ､そうだ…今度A兄ちゃんに会いたいから家遊びに来たいって言ってたんだけどいい?」


「そんなん嫌なわけないだろ?いつでも大歓迎だ」


「ならあとでAに連絡しとく」


「おう､もう少しで飯できっから着替えてこいよ」








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服を脱ぎパン一で部屋着を探す


そういや洗濯に出したんだったな…新しいやつ




「おい低脳」


「んだよ三郎､つか低脳言うな」


「…Aさん､来るって…」


「あぁ?声が小さくて全然聞こえねー」


「頭だけじゃなく耳まで悪いんだな二郎は!!」


「んだとてめぇ!!!!」


「二郎､三郎!!てめぇらまた喧嘩してんのか!!」


「っ…違いますよ一兄!!……Aさん来るの本当かって聞いたんだよ」


「あ?あぁ､来るけど」




そう言うと少しだけ口角を上げ嬉しそうにする




「…ふーん…」


「…てめぇよくAのこと覚えてるな」


「Aさんはよく僕のこと優しくしてくれたしすごく可愛かったし綺麗だったし記憶から消えるわけないだろ」


「まさかお前」


「…とっとと着替えろ､いつまでパン一でいるつもりだよ」




バンッとドアを閉めて出ていく


まさか…まさか三郎までAが好きなんて言わねぇよな




「くそっ…絶対会わせねぇよ､バーカ」







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