提案 ページ24
ｰAside
目が覚めると、そこは病院のベッドの上だった。
視線を動かすと、アレクの姿。
A「あ、れく…？」
アレク「姉ちゃん！」
アレクが私の顔を覗き込む。
アレク「よかった…っ！」
彼の瞳にうっすらと涙が滲む。
A「私…？」
アレク「姉ちゃん、3日も眠ってたんだよ。」
A「仕事は…？」
アレク「翔吾くんが事情話して、しばらく姉ちゃんは休みだって。」
A「…そっか。」
アレク「気分は？」
A「気持ち悪い…。」
アレク「そりゃそうだろ。
…なんであんなことしたんだよ。」
A「…寝れなくて。
お酒飲んだら寝れるかなって思って…。
心配かけて、ごめんなさい。」
罪悪感から目を伏せると、アレクはそっと私の頭を撫でた。
アレク「…姉ちゃんの目が覚めてくれて、よかった。」
A「…ごめんね。」
アレク「いいよ、別に。
起きてくれたから、いい。」
A「…。」
アレク「…姉ちゃん？」
A「ん？」
アレク「昨日、HIROさんと力矢さんと陣さんが来てさ。」
A「…うん。」
アレク「姉ちゃん、しばらくロシアに帰らないかって。」
A「え…。」
アレク「もちろん強制じゃないし、姉ちゃんの意思を尊重するけど、しばらくあいつと離れた方がいいんじゃないかって。
…どうする？」
A「…でも、セイが…。」
アレク「姉ちゃんがロシアに帰るなら、セイは俺が面倒見るよ。
俺、まだこっちにいるつもりだし。」
A「…。」
アレク「姉ちゃんの好きにすればいいと思うよ。」
A「…そうだね。
…帰ろうかな。」
小さく呟く。
アレクは頷いた。
アレク「じゃあ、伝えとく。」
A「…うん。ありがとう。」
アレク「ん。」
彼は私の額にキスを落として、電話を掛けるために病室を出て行った。
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直実(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます。美紀さんも気をつけてくださいね。 (2020年8月31日 19時) (
レス) id: ee63cfc73e (このIDを非表示/違反報告)
直実(プロフ) - すいさん» コメントありがとうございます！気付かなくてすみませんm(__)m千春さんと悠花さんは強い女性として書こうと思ってたんです笑強い女性大好きなんです笑 (2020年8月31日 19時) (レス) id: ee63cfc73e (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスと熱中症に気をつけてくださいね (2020年8月31日 13時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - 泣き足りない！泣き足りないです！しかも千春さんかっこいい！夢主ちゃんもきっと千春さんみたいな素晴らしい女性になるんでしょうね！あぁーやっぱりもっかいもっかい読んで泣いてきます(嬉涙) (2020年7月31日 16時) (レス) id: 3a0286c876 (このIDを非表示/違反報告)
直実(プロフ) - すいさん» お待たせしました！何回でも泣いてきてください！((殴 (2020年7月29日 19時) (レス) id: 993595d907 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：直実
| 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/naomi_shogkazu
作成日時：2020年6月1日 19時
