お見合い 16 ページ46
ｰAside
ユーリ「で？」
ミナ「は？」
翔吾「え？」
ユーリ「今朝は何してた？」
ミナ「えっと…。」
翔吾「その…。」
ユーリ「20文字以上25文字以内で簡潔に答えろ。」
翔吾「…衆人監視の下でプロポーズしてキスしました。」
ユーリ、力矢「は？」
ユーリと力矢さんの声が重なる。
陣「嘘やろ？」
翔平「あ。」
と、そこで翔平さんが声を上げた。
力矢「翔平？どうした？」
翔平「いや、Twitterにあがってたんですけど…。」
翔平さんがスマホの画面に触れる。
直後に流れてくる翔吾の声。
翔吾『俺と…、俺と結婚してください！』
翔吾が絶叫する。
翔吾「やめて！ほんまにやめて！
ほんまに恥ずい！」
ユーリ、力矢「…翔吾？」
翔吾「すみませんごめんなさい！」
怒っているユーリと力矢さんの2人は何よりも怖い。
ユーリ「それでその見合い相手はどうしたんだ。」
ミナ「ぶん殴って放置。」
ユーリ「ちなみに殴ったんはどっちや？」
ミナ「私やけど。」
ユーリ「…はぁ。」
ユーリが溜息を吐いたとき、インターホンが鳴った。
陣さんが出る。
しばらくして、2人分の足音が聞こえてきた。
陣さんの後ろにいたのは、
…HIROさん？
HIROさんはリビングの床に正座する翔吾とミナ、その前に仁王立ちしているユーリと力矢さん、そしてそれを傍観している私たちを見て足を止めた。
HIRO「…誰かこの状況を説明してくれ。」
口を開いたのはアンリ。
曰く、翔吾が私の姉であるミナの見合いをぶち壊した挙句、プロポーズした。
RAMPAGEのリーダーである力矢さんと、兄のユーリが説教中だ、と。
HIRO「えっと…、君は？」
アンリ「Aの双子の弟です。」
HIRO「…中身は正反対だな。」
A「…HIROさんまでやめてください。」
HIRO「悪い悪い。」
HIROさんは私の頭を軽く叩いて、ユーリと力矢さんと交替した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
HIROさんのお説教が終わると、ミナと翔吾は立ち上がった。
足が痺れるのか、よろける翔吾。
その横でミナは涼しい顔をして平然と立ち上がった。
翔吾「…ミナさん、なんでそんなに平然としてるん？
俺より時間長かったのに。」
ミナ「あら、だって慣れてるもの。」
ミナが笑う。
ミナ「人にもよるけど、私は正座の方が楽なのよね。
一日中ほぼずっと正座で作業する日とかもあるし。」
翔吾「…。」
嘘だろ、とその目は言っていた。
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直実(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます！めちゃくちゃ励みになります！これからも応援していただけると大変嬉しいです (2019年12月20日 18時) (
レス) id: 993595d907 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - ランぺ大好きですRIKUくんと北人君と樹君と翔吾君と壱馬君とまことくん寄りのオールです最高です気温の変化が激しいので気を付けて更新大変だと思いますが頑張ってくださいね応援してます (2019年12月20日 17時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：直実
| 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/naomi_shogkazu
作成日時：2019年12月15日 14時
