求愛行動【浦島坂田船】 (ページ16)

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11話ページ16

side sakata

やばい、恥ずかしい///
センラにつられて俺はなんて事言ってんねん！

《俺だけを見とって！》か…
……
思い出さないようにしよ、恥ずいわ

それより

さ「先輩！俺の呼び方前に戻っとるやん！」
『うえっ！///あぁ、そういやそうだったねごめんねさかたん』

先輩顔赤くなってる…
もしかして、照れたんか？うわっ、嬉しい！！

先輩が俺の言葉に反応してくれたと思うと嬉しくて口角が上がってしまう

ついさっき忘れようと思ったセリフを思い出し
後悔していた筈なのに今は良くやったと過去の自分を褒めたい気分だ

せ「なんや？Aちゃん照れとんの？可愛ええな」ｸｽｯ
『なっ、ち、違うし！何言ってんの！』

センラも居ったなそういや

モヤモヤする…
そう思ったらなんか止められなくて
思わず先輩を抱きしめる

さっきと違うのを感じたのか先輩は優しく頭を撫でてくれた

『さかたん？どうしたの？』

分からんけどモヤモヤしたねん
そう言おうと思ったが辞めた

さ「んー？何となく、嫌やった？」

抱きついたままそう聞いてみた

『えっと…、大丈夫嫌じゃないよ』ｸｽｯ

先輩は少し返答に迷う仕草を見せてから優しく微笑みながら言った

せ「ちょっとーイチャイチャせんといてや、それに坂田が嫌やないんなら俺もええ？」
『えーセンラは遠慮しとくよ』

ええ雰囲気やったんに壊しやがったわ

さ「ほら！センラは嫌やって！はよ帰れや！」

そう反発するも軽くあしらわれた

せ「なんや？贔屓は良くないで？」
『危なそうだから』
せ「なんやその理由w俺は危険人物かいなw」

先輩の理論からすると俺は危なくないんか
まぁそれで抱きついておれるんやけど

嬉しいような悲しいようなそんな気分になった

せ「さて、様子も見れたしそろそろ帰らんとな」

もう、そんな時間なんか…
もうちょっと居りたかったな

そう思い最後の抵抗をした

さ「ええー！もうあかんの？」
せ「あかんの、行くで坂田」

やっぱり軽くあしらわれ引っ張られる形で先輩の部屋をあとにする

せ「Aちゃんおやすみ」
さ「おやすみ！先輩！！」
『センラもさかたんもおやすみなさい』

先輩におやすみって言って貰えて嬉しかった

これから毎日でも言ってもらいたい気分やわ

To Be Continued