□階段□ ページ17
あ「確かにお前らの親は間違ってたかもしれない。自分のしたいように操ってたのかもしれない。私たちは操り人形だったのかも知れねぇな!!
でも、親が子を心配するのはしょうがないだろ?仮にも親子なんだ。家族なんだ。心配が限度を超えすぎてやってきたことだろ。
全て、全ては《お前らの為に》っていう親心からだろ、なァ!
お前ら自分の意思、持ってるか?
意思があるからこそ成り立つんだよ。
《親だから言えなかった》《大人だから》
家族、親子って形だけど、《1人の人間》だろうが!そんな自分の意見を言えない奴なんか、家族になれるわけないだろ。
結局、お前ら全員甘えてんだよ。甘ったれんじゃねぇよ!革命という名の《自己満足》をする奴。親のせいだと他の者に当たる《制裁》
ふざけてんの?所詮この程度なんだよ。
友達ごっこは終わりだ。破滅を見るのが最高に楽しかったよ」
私はトン、と前に出て笑顔を振り撒いた。
周りの絶望の顔に舌なめずりをする。
夏樹「A…お前本当にどうしたんだ?いつものお前はどこいったんだよ…」
声が震え、呆然と私の顔を見上げる夏樹
あ「夏樹ィ 今までの私は嘘だよ。《ニ セ モ ノ 》どれだけ笑いこらえてたと思ってんの?あんたら全員がくだらないことに力入れてる時声あげて笑いたかったんだよ。《ばっかじゃねぇの?》ってさ。一緒に笑ってたのも演技。貴方と一緒にいた時間も演技。デートもお泊まりも全部演技!楽しかったよ?あんたの偽物に騙される笑顔、快感だったなぁ。傑作だったなぁ」
鼻につくほど苛立たせる笑い方。
屈辱的な精神状態へ運ぶ為の言葉。
夏樹を変える為。
《だからもう私には…失うモノなんて何もない。》
「…A…?」
《失うモノなんて…》
「Aちゃん…」
《そんなモノなんて》
「A!!!」
《…やっぱりないや。》
叫ぶのは私の両親で。
「…流石に、駄目よ。いくら約束だからって…!!」
「これ以上無干渉は無理だよA」
眉を下げて音を抑えたその声で、嘆きかける両親。
あ「約束は守ろうよお母さんお父さん。全てが崩れ去っても、っていったよね?
《私がすることには口出さない》
そう言ったよね?」
途端に口を紡ぐ2人。
あ「別に2人は悪くないよ。…私が決めたことだから。貴方たちは無関係だ。貴方たちにまで迷惑かける…そんなことはないから」
にっこりと笑う私に
恐怖を覚えたのか
生徒の顔が凍りついた。
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Mai(プロフ) - 見たい!つづき (2021年10月7日 16時) (レス) @page21 id: c466e4313f (このIDを非表示/違反報告)
ゆいまる(プロフ) - 更新楽しみにしています! (2021年1月3日 13時) (レス) id: a0d73dbad3 (このIDを非表示/違反報告)
りな☆(プロフ) - 一気読みしました!更新頑張ってください!面白いです〜! (2017年5月11日 23時) (レス) id: f0df852b63 (このIDを非表示/違反報告)
??¦菅田 すぬ ?(プロフ) - 美姫さん» ありがたいお言葉頂戴いたします。ハイ!遅くなりますが、更新させていただきます!今後もよろしくお願いします! (2017年4月4日 18時) (レス) id: c8b02da013 (このIDを非表示/違反報告)
??¦菅田 すぬ ?(プロフ) - 東雲さん» ありがとうございます。なかなか更新出来ず申し訳ございません。必ず完結させられるよう頑張ります! (2017年4月4日 18時) (レス) id: c8b02da013 (このIDを非表示/違反報告)
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