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ユズリハside
トウカ「さて、早速だが向かおうか。」
クレハ「！もちろんじゃ！張り切っていざ行かんー！」
トウカはチルタリスを無理矢理に仕舞い、クレハと目を合わせながら言った。クレハは手をぱちんと一叩きして目を輝かせる。雰囲気からしてもう楽しそうだ。
トウカ「少し歩くからね。君達はそれで大丈夫かい？」
オウハ「えぇ。クレハの為ならえんやこらよ！」
トウカ「そうか。うん、オウハは壊滅的にジャージが似合わないね！」
オウハ「言わないでちょうだい。」
トウカ「…悪い…」
オウハは弟と同じ緑ジャージを着用している。僕は青で、クレハは赤。さながら学年別のようだ。
オウハはポニーテールにした髪を少し指で弄りながら、気にした風に目線を下げている。
コウハ「んで、道はこっちだろ？お、結構人来てんのなー！」
見ると、僕達の前には分かれる二本の道。左には数人が既に登り始めていて、片方には人っ子一人居ない。僕も正直左に行くと思って足をそちらに向けた。が。
トウカ「何を言ってるんだい、私達が登るのはこっちだよ。」
コウハ「…えっ。」
トウカは何でもないように右を指差し、寧ろ驚く僕達に予想外とでも言いたげな目を向けた。こっちが驚きだよ。
コウハ「えっ、あっち人居ねぇけど…」
トウカ「あぁ、どうやら運良く今日は私達だけみたいなんだ。」
コウハ「いやでもフジ、左の方が木とか生えてて登りやすそうなんだけど…」
トウカ「君達はこれからどこに行くと思ってるんだい。」
その道の差は顕著だった。先の人達は和気あいあいと笑顔と共に登っている。対して僕達が登る予定らしい道は、登れなくはないが、ゴツゴツしていてやはり登りにくそうだ。
コウハ「あっちの方が人多いんだけど…」
トウカ「まぁ、恐らく…いやほぼほぼ登山をしに行っているんだろう。でも私達が行くのはこっちで、メガストーン探しの鉱山だ。そうだろう、クレハ？」
クレハ「ぎ、御意！」
さすがにクレハも少し圧倒されたようだが、すぐに頭をぷるぷると振り手を握る。長らく追い求めている物を思えば、やはりある程度の覚悟はしているらしい。
トウカ「…いや、ここは特別危険そうに見えるだけなんだ。上がってしまえばそうでも無いし…今更帰るなんて言わないよね？」
コウハ「おぉ……うん、なんかでも登りがいがありそうに見えてきたわ。なんで？」
トウカ「君のその流されやすいところ、結構好きだよ。」
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らっこ(プロフ) - いつの間にか順位が付いておりました！閲覧・評価して下さった多数の方々、ありがとうございました！！話の関係でこの場でのご報告、お許し下さい。(また感謝イラストが描けたらいいなって思ってます(*´`)) (2019年8月28日 22時) (
レス) id: 42979ffc68 (このIDを非表示/違反報告)
らっこ(プロフ) - 87様さん» 閲覧頂きありがとうございました！彼は結構複雑なタイプですが、好きな物には真っ直ぐな子ですので！よろしくして頂けると幸いです(*´`)彼にはこれからの自分の辿りたい道を見つけて頂きたいものですね…！|ω`) (2019年8月14日 20時) (レス) id: 42979ffc68 (このIDを非表示/違反報告)
87様 - この作品好きです！ユズリハ君推しますね←ユズリハ君の将来はジムリでしたか…！俺得回でしたありがとうございました。← (2019年8月14日 20時) (レス) id: 1eaad9c94d (このIDを非表示/違反報告)
マジカルパティシエクッキー(プロフ) - らっこさん» わかりました！了解です！ (2019年7月28日 4時) (レス) id: ea02e12f92 (このIDを非表示/違反報告)
らっこ(プロフ) - マジカルパティシエクッキーさん» すみませんが一旦ボードの方でお話しても大丈夫でしょうか…？ (2019年7月27日 22時) (レス) id: 42979ffc68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らっこ | 作成日時：2019年7月7日 18時
