★N-3 ページ13
あれからもう
20分は経ってんのに
なかなかお呼びがかからない…
まぁ？女の子はお風呂長いし…
パズルゲームを開いて時間を潰した…
『…さすがに、もういいだろ』
ゲームに集中してたのか
あれから更に20分経ってた
そーっと脱衣所のドアを開けると
中から聞こえてきたのは
チャプン、チャプンってお湯が跳ねる音…
声かけないつもりだったな？
浴室のドアを開けると
勢いよく肩までお湯に浸かって
目をまんまるにして固まったA…
『Aさん、俺なんて言いましたっけ？』
「…私あがるから、ごゆっ『なんて言いましたっけ？』
「…準備が終わったら声かけてって」
『で、準備はまだ、終わらないの？見たところ、終わってる感じだけど』
お湯に浸からないように髪をまとめてるせいで
無防備にさらし出された、うなじに吸い付くと
「っ…はぁ…」
短く息を吐いた…
『暑くなったら、縁に座ってていいから、そこで待ってて』
Aに背を向けて
急いで頭のてっぺんから足の先まで洗って
浴槽に入ると逃げるよう端に身体を寄せた
『Aおいで…』
優しく声をかけたら
リビングの時とは違って
素直に足の間に収まった
『Aはさ、我慢しすぎなの。自分が辛いときぐらい、甘えなさいよ』
「だって…」
『イライラしてるの見せたくなかった？』
「なんで…」
『そろそろかなぁ〜って、くふふ、そしたらテーブルの上に飲み終わった薬も置いてあったし？』
「うぅ、もう！和君には、かなわないなぁ…」
『俺に勝とうなんて、一万年早ぇわ！』
冷えないように
ぴったりカラダを密着させると
「ねぇ…ちょっと、くっつきすぎじゃない…？」
聞いてきたAを無視して
浸かりきってない肩にお湯をかけると
「あったか〜い」って気持ち良さそうに呟いた
気持ち良さそうな声に
ちょっと反応しちゃったオレ
「か、か、か…」
『ん〜？どうした？(笑)』
「あの、か、かず君の…」
『俺の？』
「もう！分かってるクセに！」
そんな可愛いAを残して
先にあがって待つこと数十分…
髪を乾かし終わってリビングに戻ってきた
そんなAをまた抱き上げて寝室へ
「和君、もう寝るのー？」
『身体冷やさないうちにね。たまにはゆっくり寝なさいな。明日、美味しいもの食べに行こう。翔ちゃんにお店ピックアップしてもらうからさ』
「ふふ、そこは和君が調べてくれるんじゃないの？」
Aの身体が冷えないように抱き締めて
寝顔を確認してから俺も寝た
* N version end *
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二葉（ふたば）(プロフ) - ともちんさん» ともちん様＊読んでいただきありがとうございます！そして登録も、ありがとうございます！しっかり5人分書き上げますので…しばしお待ちを(^-^)これからも、繰り返し読んでもらえるように頑張りますので、よろしくお願いします( ´∀｀) (2019年5月22日 22時) (
レス) id: 293c0a71bf (このIDを非表示/違反報告)
ともちん - 何かほっこり…やつの日に繰り返し読みたいので登録しちゃいました。つぎまだかなあ〜って何回も…早くだーいすきなまつじゅん�泙砲覆蕕覆い�なあって。 (2019年5月22日 21時) (携帯から) (レス) id: 67aadeac84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：二葉(ふたば) | 作成日時：2019年5月17日 20時
