純粋な欲 ページ10
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→Taeyong side
無事 2 Baddies でカムバックした俺ら。
やっぱり歓声はAに向けてが多かった。だけどそれが嬉しかった。
この一年、Aがそばにいて活動してなかったから、正直不安だった。
歓声を聞いてその不安が払拭された気がする。
舞台から降りて、廊下を歩きながらみんなそれぞれと話す。
この中の声にAもいる。すごく懐かしいような。
すすすっと、いつの間にか俺の隣に来ていたA。
「流石に何番組も続けて踊ると大変だね」
汗を丁寧に拭く所作も変わってない。絶えずに笑顔でいてくれるA。
TY「…俺はすごく楽しい」
「…お」
無意識だった。気付いたらAを廊下で抱きしめてた。
YT「おー？大胆やなぁ」
HC「あっ！ヒョンがヌナ抱きしめてる！！」
MK「オォ〜ゥ、ヒョン…」
ドヨンにすぱっと割られてAから離れる。
ちょっと騒つく廊下。他アイドルもスタッフも。
「ドヨンア、近いよ？」
DY「ガードです」
「いいのに」
ドヨンの肩くらいから俺を覗き見るAが優しく微笑む。
騒つく廊下を弟たちがなんとか収めながら、待機室へ戻る。
そのまま着替えて退勤して…。
車の中で色々メンバーに咎められたけど、俺の耳は全部聞き流していたようで全く覚えていない。
だってAが座席の斜め前にいたんだから。
俺からAの横顔が見えるから。
宿舎について、車から降りようとした時。
「ちょっと君と話したいな」
って、袖をAに控えめに引っ張られた。
みんなが降りるのを待って、俺らが最後に降りる。
「ヨンホ、先に部屋行ってて」
JY「ん？…ん、分かった」
流れるような自然なやりとりが目の前で行われる。
すとん、現実感。
一緒にAと、自販機で買った缶の飲み物をベランダで飲む。
緩い風がAのふんわりとした匂いを俺の鼻に運ぶ。
TY「…ちょっとハイだった」
「わたしもだよ、こんなに楽しかったかなって思った」
TY「いや、あの…違う…、廊下の……」
「？……」
TY「急に抱きついたから……」
「……その事気にしてたの？」
目をまん丸にして俺を見つめる。取り忘れたのか分からない明るいブラウンのカラコンが光に反射する。
「うれしかったけどな、久々にハグできて」
缶のミルクコーヒーに口付けて、こくんと飲む。
その一連の動作。
俺に向けられた言葉。
全部あいつのものなんて、ずるい。
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ヒナ(プロフ) - めっちゃドキドキしながら読ませて頂きました(≧∀≦)ジャニとの絡みもセフンちゃんとの絡みも素敵です(≧∀≦) (3月27日 23時) (
レス) id: 272efde30c (このIDを非表示/違反報告)
歯茎(プロフ) - 高柳瀬さん» 迅速に対応頂きありがとうございます (4月26日 23時) (レス) id: f99d9055f9 (このIDを非表示/違反報告)
高柳瀬(プロフ) - 歯茎さん» コメントありがとうございます！承知いたしました。不慣れな点が多くて申し訳ないです💦 (4月26日 18時) (レス) id: faaa6b811c (このIDを非表示/違反報告)
歯茎(プロフ) - Twitterフォローしたいのですが鍵垢でないためフォローすることができません。鍵をかけていただくことは可能でしょうか (4月26日 18時) (レス) @page39 id: f99d9055f9 (このIDを非表示/違反報告)
高柳瀬(プロフ) - yumさん» コメントありがとうございます！ほぼほぼ自己満ですが引き続きお楽しみ頂けると嬉しいです！ (2023年3月1日 21時) (レス) id: faaa6b811c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：高柳瀬 | 作成日時：2022年10月23日 2時
