【イナズマイレブンGO】ミストレのご先祖様は世界最強のエースストライカー！ (ページ43)

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☆42話ページ43

雪村side

浪川「...!?お前...」

『これ以上、雪村君を殴ったり蹴ったりしてどうするの？貴方達にとって雪村君は...大切な友達じゃないの？二人共、私の気が変わらないうちに...............去りなさい!!!!(ｷﾞﾛｯ』

浪川は殴りを止められた事に驚いており、一緒にいる総介でさえ驚きを隠せないでいたがAは浪川と総介を睨みながら気が変わらないうちに去れと大声で叫んでいた
あんなに怒っているA、今まで見た事ない...
だけど...俺にとってAは温かく優しい存在となった

浪川「...行こうぜ」

総介「おい!?」

浪川「...っ...もう...限界だ」

その後、浪川は殴る気がなくなったのかAに掴まれていた手を振りほどき、総介に声をかけた
総介は驚きながらも浪川を止めようとするが浪川が俺達の方を見ながら限界と言って何処かへ行き、総介も後に続く様にいなくなった

『雪村君...貴方、大丈夫？』

雪村「あんた...何で来たんだよ......っ...何で、俺なんかを助けたんだよ？あんたに酷い事をしたのに...」

Aは心配そうに声をかけてくるが俺はなかなか素直になるどころかAに辛く当たってしまい、姿を見られない様にうつむいて泣いてしまった
自分が情けなくて...
そう思っているとAの綺麗な白い手が俺の涙を優しく拭ってくれた

『私に辛く当たっても大丈夫よ...辛かったわね。とりあえず保健室に行きましょう？雪村君...凄いボロボロだし...ね？(微笑』

Aは気にせず、優しく微笑みながらそう言ってきた
その優しい笑みに俺は少しドキッとした
まさか...俺...Aに...

雪村「...あっ...あぁ」

俺は少し戸惑いながらそう言った時、Aが問答無用で横抱きした
ちょっ...さすがにこれは...
人前で見られるのは恥ずかしいと暴れるもAはニコニコと黒い笑みを浮かべていた為、逆らうのはまずいと判断しつつ大人しく保健室へ向かった

雪村side 終了

貴志部side

俺達が校舎裏へ行くと誰もいなかった
まさか...！

？「大丈夫っすよ。雪村先輩ならA先輩と一緒にいましたから～」

俺達に声をかけてきたのは1年生の喜峰だった
恐らくだが、ずっとそこに立っていたのだろう...

神童「そうなのか...」

神童がホッとした表情を浮かべる
もちろん俺や喜多もだ
俺達はホッと胸を撫で下ろした時、喜峰がとんでもない事を言っていた

喜峰「はい。寝てたら...ちょうど喧嘩が始まってて...ずっと見てたんです」

なっ!?ずっと見てた...だと!?