続き ページ19
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「………ロボロ！！」
「ぞ、ゾムぅぅぅぅ！！！！」
聞き慣れた声はゾムのものだ。
互いに駆け寄ると、月明かりにゾムの姿をはっきりと確認できた。
「お前、無事だったか！」
「ゾムこそ！良かったぁぁぁ」
互いに無事を確認し、感激の声が静かな森に響く。
「てっきり、あの敵の呪いにやられたんかと思ったわ！！無事だったんなら連絡せえや！」
「いや、やられてたんよ、ついさっきまで。ほんまついさっき呪いが解けたとこやったんやって」
魔法さえ封じられていなければ、探索魔法で仲間たちを探すことも、拠点に帰ることもできる。
それをサボっていたと思われても仕方ないが、説明しようにも長い話になる。
「そういうゾムこそ、どうやってあの呪い解いたん？」
「あ〜、俺とトントンは、シャオロンの近くにおったせいで、呪いにかかる前に脱出できたんや。
今、手分けして皆を探してるとこやねんな。とりあえずグルッペンとエミさんとチーノは見付けて、お前で4人目やねんけど……、ところで、さ…………」
そこまで言って、ゾムは、言葉を切る。
「なんで豚抱えてんの？非常食？」
「ﾌﾟｷﾞ！？」
非常食という単語にびくりと怯えたAを守るように抱き締める。
「いやいやいやいや！！豚じゃないねん！！こいつはA。俺の恩人なんや！俺の呪いもこいつが解いてくれたんや！！」
慌てて説明すると、ゾムは憐れみの視線を向けて、肩を落とした。
「お前………、転送された時、頭打ったやろ………。
はぁぁぁ、しっかりしてくれぜ。お前が戻ってくれば色々楽になると思ったのに」
「いやいや！！俺は正常やって！！ほんまなんよ、Aはついさっきまで角と羽のある魔獣で、俺の呪いを解いたせいで豚になってもうたんや！！」
必死に説明するが、ゾムは冷めた目を向けてくるだけだ。
「まずは拠点に帰って、お前の治療からやな。ほら、豚は置いてけや」
「頭打ってないって！！Aは置いてかへんからな！！恩人やって言ってるやろ！！」
これから、ゾムを始めとする仲間達になんと説明したものか頭を悩ませつつ、ロボロはようやく帰路につくことができた。
一匹の子豚を抱えたまま。
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【ここからは第二章になります】→←お気遣いはありがたいのですが
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もちもち - rbr「火力不足だ、出直せ」 め、名言来ちゃ〜!!! もう作者様愛してます！！だいちゅｋ(((( 続編に期待してもいいスカ⁈ (2023年2月21日 22時) (
レス) @page38 id: 057b0a6fab (このIDを非表示/違反報告)
krn🦒 - ガナッシュs2さん» お好きなんですよぉ〜！()ガナッシュs2さんやっぱ書き方お上手ですね！ほんと読んでて面白いです！好きですありがとうございます！！！ (2022年9月26日 8時) (レス) id: f85e9a6557 (このIDを非表示/違反報告)
ガナッシュs2(プロフ) - krn🦒さん» 気付いてしまいましたかっ……！！てか、ｄ！もお好きだったんですね！！そうか、ああ、運命！！なるほど…！！ (2022年9月25日 0時) (レス) id: 1465e56711 (このIDを非表示/違反報告)
krn🦒 - あぁ…この神作品ってガナッシュs2さんのやったんですね！なんだぁ…そっかぁ！！…………えぇ？？マジですか？？ちょっと前にパソコンで見てて(これはスマホです)「わっ！これめっちゃおもしろ！！好きｯｯ！！」ってなってたんですけど…？？なるほど運命か() (2022年9月22日 14時) (レス) id: f85e9a6557 (このIDを非表示/違反報告)
ガナッシュs2(プロフ) - このページ開くと、「転生したら邪神の生贄になってた」「転生したら動物になってた」っていう漫画の広告が表示される……w (2022年9月5日 15時) (レス) id: 4fe2c19fa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ganaches2 | 作成日時：2021年11月4日 4時
