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しかし否定をするも妄想型なだけあって、受け入れてくれない。
『そんなわけないやん。照れてるん？』
照れているわけがない。
ゲーム内の私はドン引きしつつも、依然としてロボロを説得している。それを全てそんなわけがない、告白したやんでごり押すロボロ。
『ここで話していても埒があかへん。うちに来てゆっくり話そうや』
→行く
→行かない
「いや行かんでしょこれは……」
「俺やったら行かへん」
もちろん下を選択する。
『ええやん、行こうや』
押しの強いロボロは話を聞かない。
再び行くか行かないか選択肢が出てくる。
「行かないって……」
『そんな警戒せんでも何もせんて』
なおも粘るロボロ。
「これあれか、ループか……」
行くしかないやつだ、諦めて家に行くことにする。いつでも逃げられるようダッシュの準備はした。
ロボロの家に到着すると、警戒とは反して特になにもされずに言い合いが再開する。
でも途中でお茶を出されたのは怖かったから飲まなかった。
『だから！ 私とロボロは付き合ってないって！』
『うーん、どうしたら分かってくれるん？』
こっちのセリフだ。
どうしたら普通は夢に出てきただけで、付き合ったことにはならないと分かってくれるんだ。
「いい加減諦めてくれないかな〜。付き合ってるって思ってたのはもう良いから、本当は私にそんな気はないってこと分かってくれないかな〜」
「この様子やと無理やろな」
何故なのロボロ。
延々と否定する選択肢を選んでいるが一向に話が進まない。
しかしここだけは折れてはいけない。バッドエンドの未来が見えている。
「あっ間違えた」
「えっ」
連打をしていたら誤って認めてしまった。まずい。
青ざめる現実の私と満面の笑みのロボロ。
『やっと認めてくれたな』
違うんだロボロ、認めてはいないんだ。
しかし現実の私はそうでもゲーム内の私は違う。
『……うん、ごめんねロボロ』
一体どんな心境なのだろう。心情描写がないものだから、私の気持ちは分からなかった。
バッドエンドの文字をぼんやりと見つめる。
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鹿野ユズナ(プロフ) - 逆に夢主ちゃんのヤンデレを攻略する主役も面白そうだな、と考えが溢れて止みません。もしやお花畑様天才ですか？夢主ちゃんや物語に詰め込まれた魅力がすごいです。続編移行お疲れ様です。これからも頑張ってください！ (2020年10月6日 0時) (
レス) id: 6c05b173a1 (このIDを非表示/違反報告)
脳内お花畑(プロフ) - 鹿野ユズナさん» コメントありがとうございます！そこのところ、どうなるんでしょうね？怖がるのか冗談めかして流すのか、それともノリなのか本気なのかはさておいて一緒になってヤンデレになるのか……。私も知りたいです (2020年10月5日 20時) (レス) id: 999cc5b25a (このIDを非表示/違反報告)
鹿野ユズナ(プロフ) - これ、実際にゲームみたいなこと主役たちに言われた夢主ちゃんの反応も気になりますよね……悪ふざけなのかガチなのかは置いておいて（にっこり） (2020年10月5日 18時) (レス) id: 6c05b173a1 (このIDを非表示/違反報告)
脳内お花畑(プロフ) - 悠さん» ありがとうございます！そろそろ続編へ移行するので、続編も読んでいただけると嬉しいです…！ (2020年10月3日 14時) (レス) id: 999cc5b25a (このIDを非表示/違反報告)
悠(プロフ) - (*＾＾*)最高や.......(脳溶けた)スマホ没収されっとって見れへんかったけど、返してもらって見たら.......うん、最高や.......(＾p＾) (2020年10月3日 13時) (レス) id: 8d0048bdd7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：脳内お花畑
| 作成日時：2020年9月14日 19時
