殺意高い ページ24
ダブハンの前に1度ゲームをやって慣れておかなければ。そう思い待機所で人が集まるのを待つ。
今回のメンバーは空軍、呪術師、炭鉱者、オフェンスだ。
いや殺意高ぇな。
しかもすげえ悠長にお話してる。あれ、これ俺勝てないのでは？
瞬間移動から興奮に変えようとした次の瞬間ガラスが割れる音がする。
これは……死んだかな。
半ば諦めながらサバイバーを探す。
最初に見つけたのは炭鉱者だ。
持ち前の速さを活かし接近する。
どんどんと距離をつめ、あともう少しという時だった。
ｷﾞｭﾑ
……なんか踏んだ？
刹那、俺は炭鉱者から引き離され背後の壁に強く頭を打つ。
なるほど磁石か！
「ま、だまだあ！」
「しつこいな……」
今度は踏まないように気をつけながら走る。
ｷﾞｭﾑ
……だがどうしても狭い通路だと踏んでしまうのだ。
「っぐ…う」
今度は炭鉱者との間に壁がある所で引き寄せられる。
全身が障害物にぶつかり、あまりの痛さに呻いてしまう。
これ、普通の人間だったら死んでたぞ。
顔をあげた時には既に炭鉱者の姿は見えず、仕留め損ねたことに落胆する。
次の獲物を探そうと方向転換した瞬間。
揺さぶられる様な痛みが脳を襲った。
見渡せば呪術師がこちらとチェイスする気満々のようで、こちらを挑発する様に手を動かす。
「っへえ！いい度胸じゃん！相手してやるよ！」
もう賢い皆さんならお察しだろう。
そう。またしても近づく度にスタンしてくる。
判定のクソい俺の攻撃は無論当たらず。
残り暗号機は1台となっていた。
そこでようやく気づく。
これ、瞬間移動して隙を狙う作戦してなくね？と。
事はなるべく早いほうがいい。
さっそく千里眼を使い、サバイバーの位置を確認する。
幸いな事に1箇所にあつまって急いで終わらせようとしているらしい。
そこへ瞬間移動をして暗号機に向かって一発撃つ。
反応出来なかったのは空軍だった。
思わず口角が上がる。
「やっと当たった……！」
さて次はロールをしなければという時、腹部に強い衝撃を感じた。
次には頭にも痛みを感じ、後退する。
ロールをしなければダメージを与えられないのを知っているからだろう。
こころなしか額に大きく丸い穴が空いている気がする。
『は、はは！調子に乗るなよ庶民共！！！』
もう、手加減はナシだ
その体、魂、全て捧げろ
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ゼロ(プロフ) - なんかクトゥルフ？とかわからないけど読んでみたら面白かったです！ (2020年6月21日 23時) (
レス) id: c3efaf6a5b (このIDを非表示/違反報告)
外国製烏(プロフ) - 月さん» ありがとうございます！光栄です！ (2019年6月1日 13時) (レス) id: 19489dbd8a (このIDを非表示/違反報告)
月 - 面白いですね！ (2019年5月31日 19時) (レス) id: 235ab58054 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：外国製烏 | 作成日時：2019年5月24日 18時
