最近よく会うアノヒト２【JK】 (ページ4)

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●4.JK● ページ4

その次の日は

反対に彼氏だけが
22時30分ぴったりに
店に入ってきた。

その人はいつも通り
プロテインと鶏のササミを買う。

…あんたの彼女、
あんたのためにシュークリームも
我慢してるらしいよ
って言ってやりたい。

まぁそんなこと俺には関係ないかって
すぐ考え直して
バーコードの部分にシールを貼る

「あ、ちなみに、もう
ゼリーないですか？カロリーゼロのやつ」

柔らかく笑って
その男が言う。

JK「………え？」

言っとくけど
あんたの彼女が好きなのは
カロリーゼロのゼリーじゃなくて
シュークリームなんだよ、知ってた？

あんたの為に我慢してるらしいよ
無理して合わせてんの。
健気だよね。
ねぇ、知ってた？

「彼女が好きみたいで…
あっ無いならいいんですけど」

柔らかくそう言う男。

わかってる、この人が
悪い人じゃないことくらい。

でもお互いを思い合って
うまくいかないことってあるんだな、
って思ってしまう

JK「…シュークリームなら在庫ありますよ」

「え？」

JK「たまにはカロリー高いもの、
彼女さんに買ってあげても
いいんじゃないですか？」

そう言うと分かりやすく
男の人は笑顔になった

.