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『38度か。
完璧に風邪だね。
辛いでしょ』
JK「……別に、大丈夫だよ」
パジャマに着替えさせて、
ベッドから動くな！って命令して
寝かせた。
だって何かしら動こうとするから。
JK「………そんなじっと見てないでよ」
プイって顔を背けるグク。
だって、心配だし。
『……じゃあ、お昼の分のお粥でも
作ってるよ』
そとは晴天で、
平日の昼だからか、
そんなに外はガヤガヤしてなくて。
なんか穏やかな
1日だなぁなんて思って。
こうやって過ごすのも悪くないな
なんて思って。
無難な味付けの
ふっつーのお粥を
グクは美味しい美味しいって食べる。
食欲は健在ね。
良かった。
『私、
大学の課題のレポート
書かなきゃいけないから、
書きたいんだけど、
ここでパソコン
カチャカチャやって
大丈夫？』
JK「んー…」
って言って
テーブルを限界までベットに
近づけるグク。
病人のくせにすごい怪力。
JK「ここならいいよ」
私の入る隙間ある？これ？
ベットとテーブルの間で作業しろってこと？
まぁ、いいけどさ…。
自分のノートパソコンを開いて
ワードで文章を打ってると
寝ろって言ったのにも関わらず
作業してる私の髪を
ベッドから手を伸ばして
もてあそぶグク。
JK「Aー」
ほらね。
私の意識が別に向くとかまってちゃん発動
さっき
あんま見ないでって言ったのは誰ですか
『なに』
JK「なんで俺ん家に来てくれたの？
なんか用事でもあったの？」
『え？…………あぁ、
ほら、こないだの〇〇ランドの写真、
くれるって約束だったじゃん』
JK「あーっ、取りに来たの？」
『うん』
JK「向こうの、
パソコン置いてあるデスクの上に
置いてあるから持ってっていいよ」
『もう貰っちゃっていい？』
JK「もちろん」
パソコン長時間打ってると肩が疲れる。
肩を回しながらグクのデスクの上を見ると
なにこれ
2人で撮った写真っていうか
私、ばっかりじゃん。
.
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作者名：やきにくさん
| 作成日時：2020年5月23日 23時
