第八話 ページ10
今日は辺見とは一緒には帰らない。
いつもの辺見ちゃんであるのに、今日ばかりは何処か不気味で、怖くて、共に居たら殺されてしまうのではないかという恐怖に襲われてしまうからだ。
________毎朝来てくれている友人に対してそう思っちゃうなんて、俺もつくづく屑だなぁ。
一方そんな罪悪感にも蝕まれた。
外は大雨がダァっと降っており、傘を持っていない白石はリュックサックを頭にのせてできる限り雨が当たらないようにした。
しかし、雨は容赦なく体を叩きつけてくる。
走っているため、雨が触れた肌に風が当たるととても冷たい。
______今日は災難だな
この状況の中、白石はそう思った。
そしてしばらく夜道をかける。
皮でできた古い靴は底がすり減って、謝って転びそうな様子だったため、足下をしっかり見て走る。
足に何か引っかかったら嫌だからね。
その後は橋や線路を雨の中通って駆け抜けた。
久々にこんなに子供の頃のように濡れ、濡れた服に不快感を感じながらも、幼い頃の開放感にも浸っていた。
そして白石はとある、1つの信号のない横断歩道を駆け抜ける。地面はよく滑りやすかった。
その時、右横横からいきなり光が差し込んできた。
「あ...」
それは車のライト。
そう、雨でタイヤがスリップしたのだ。
一瞬だけで体全身が、凍える。
そして、疑問が浮かんだ
_______なんで、俺なの。
その疑問の答えは、出そうとしても出せるものでは無いが、出せたとしたらあまりにも理不尽なモノだろう。
そして、時は進む。
____キキィーーーーッ!!
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shiori@キンプリ同盟@ ダンス同盟部長(プロフ) - 赤青ほとゝぎすさん» 無理しないで下さい、 (2019年5月2日 23時) (レス) id: 0a0af767da (このIDを非表示/違反報告)
赤青ほとゝぎす(プロフ) - shiori@キンプリ同盟@ ダンス同盟部長さん» 頑張ります( -`ω-)b (2019年5月2日 23時) (レス) id: e1ece6f77f (このIDを非表示/違反報告)
shiori@キンプリ同盟@ ダンス同盟部長(プロフ) - もっとみたいです。 (2019年5月2日 21時) (レス) id: 0a0af767da (このIDを非表示/違反報告)
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